今日は、「とげとげ」とは、「ねばねば」とはなにか?ということについてお話いたします。 かんたんに言うと、とげとげは「理性的・還元主義的」性質、ねばねばは「情緒的・“すべては繋がっている”的」性質ですね。世の中のものはだいたいこの2つの性質のいずれかに分類することができます。 たとえば、科学はとげとげですね。一方、宗教はねばねば。17世紀以降の世界はずっと、「とげとげ派」が優勢でした。もう科学が宇宙のなりたちのすべてを明らかにするのは時間の問題、みたいに思われていた。が、20世紀になって、科学のなかにもちょっとねばねばしたやつが出てきてしまい、21世紀の世界はすこーし、「ねばねば派」が盛り返しつつあるかなー、という感じです(とは言えとげとげの圧倒的優勢は変わりなし)。ねばねばしてる科学はなにかっていうと、例えば相対性理論とか。なんつっても“相対性”ですからね。この世界は時空連続体であって(ほ