没後15年尾崎はどこへ 消えた反抗心 >シンガー・ソングライターの尾崎豊が亡くなって25日で15年を迎える。若い世代の >反抗と苦悩を描き、いかに生きるべきかを探し続けた歌は、いまや教科書にも登場する。 >「若者たちの教祖」「10代の代弁者」といった従来のイメージから変化が見られる一 >方、肝心の若者たちの心にその歌は届いているのだろうか。 >彼の歌がわたしたちの胸を打つのは、彼が自分について問い続けたからだろう――。 >教育出版が発行する高校の倫理教科書に、「僕が僕であるために」「永遠の胸」などの >歌詞の一節とともに、尾崎はそう紹介されている。 >〈盗んだバイクで走り出す〉(「15の夜」) >〈夜の校舎 窓ガラス壊してまわった〉(「卒業」)。 >社会へのいらだちを過激につづった歌詞は教育現場にそぐわないように見えるが、意外 >にも「現場の教師から、自己の生き方を模