いざなぎ流とは 高知県の物部村(現・香美市物部町)に今も伝わる「いざなぎ流」は、民間の呪術・信仰で、その中世的な姿を今も伝えていることで知られます。 「いざなぎ流」では、「太夫」と呼ばれる宗教者たちが、多様な祭儀、神楽、祈祷などを行っています。 ですが、現在の「太夫」は、普段は普通の仕事をしています。 「物部村」という名は、下流に物部氏が住んでいたため物部川と呼ばれるようになった川の源流が、ここにあるためにつけられました。 ですから、「いざなぎ流」は物部神道とは関係がありません。 また、「いざなぎ」という名がついていますが、記紀神話のイザナギ神とも無関係です。 「いざなぎ流の祭文」によれば、「いざなぎ流」は、はるか昔の日本国王の天中姫宮(占いに長じた巫女的存在)が、天竺(天上)のいざなぎ様から祈念の式法(病気治療の祈祷法)を伝授されたことに始まります。 「いざなぎ流」は、陰陽道、密教、熊野
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