国家公務員法違反容疑で警視庁の事情聴取を受けている神戸海上保安部の主任航海士とみられる男性は、数日前、神戸市内で読売テレビ(大阪市)の記者の取材に応じていた。 10日夕の同テレビのニュース番組によると、先週末にビデオ映像流出が発覚した後、「sengoku38」と名乗る男性から知人を介して報道局記者に連絡があり、この記者が面会して約2時間取材した。 男性は待ち合わせ場所を神戸市内に指定。取材では、海上保安官の身分証明書を示したうえで、言葉を選びながら落ち着いた様子で動機などを語った。 まず、男性は中国漁船衝突の映像をインターネット上に公開したことを明かし、「あれを隠していいのか。私がこういう行為に及ばなければ、闇から闇に葬られて跡形もなくなってしまうのではないか。国民は映像を見る権利がある」「誰にも相談せず一人でやった」などと語った。 映像については、「海上保安官なら誰でも見られる状態にあっ