衆院選も無事終わり、昨日安倍新内閣が誕生しました。 さて、2012年の衆院選の動静もやや落ち着きを見せたところで、 今回の選挙について、候補者、政党、マス・メディア等の いくつかのトピックスに分けて書いてみたいと思います。 まずこの記事では、選挙の結果について分析してみたいと考えます。 上の表は今回の選挙における投票結果です。 最初に、投票率について軽く触れておきます。 今回の選挙では、小選挙区の投票率が約59%という低いレヴェルでしたが、 有効投票のみに着目するとさらにこの数字は減って約57%になります。 日本が自らを真の民主主義国家であると主張するのであれば、 国家の構成員であるすべての国民が 政治のディシジョンメイキングと責任に関わることが原則となります。 この原則が守られない場合、 例えばよく言われるように若い人や都会の人が投票をしないなど 投票棄権者の属性が特定の層に集中する場合
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