(CNN) 米軍の空爆で3日に殺害されたイラン革命防衛隊「コッズ部隊」のソレイマニ司令官は、イランでは勇敢でカリスマ性があり、兵士から愛される存在として英雄視される人物だった。 イランの最高指導者ハメネイ師はかつて、ソレイマニ司令官を「革命の生きる殉教者」と評したことがある。しかし、米国からは冷酷な殺人者とみなされていた。 イラン屈指の実力者の一人であるこの人物は、イランの対外工作を担う精鋭組織のコッズ部隊を率いていた。同部隊は米国からは外国テロ組織と見なされている。 ソレイマニ司令官が軍で第一線のキャリアを踏み出したのは1980年代初め、イラン・イラク戦争だった。そこから頭角を現すと、その後中東地域でイランの影響力を広めるのに重要な役割を担うようになり、同国内で代えがたい人物となっていった。 国家安全保障の専門家、マーク・ハートリング退役米軍中将はCNNの取材に、「彼は生涯にわたり戦闘に