いやー、この本ホントに面白い。荒俣宏さんと15人の異才たちが語る、知らない世界の話。前回「ハゲ」の話を紹介しましたが、この記事では西成活裕さんの「渋滞学」からピックアップ。 首都高の小菅ジャンクションは、構造上「渋滞」の起点になってしまっているそうです。これをお金を掛けずに解決するアイデアが、ほんとに賢くて感動。 西成:あそこ(小菅ジャンクション)は二車線で、合流地点で右から来た車は左車線へ、左から来た車は右車線へ行こうとするので、合流後すぐに渋滞するんです。普通なら数億円ぐらいかけて立体交差をつくることを考えるんですが。 荒俣:西成さんのアイデアは? 西成:合流地点から、車線変更禁止の黄色線を150メートルぐらい引く。両側から来た車はしばらく並んでは知りますが、これは人間にとって気持ちが悪い。だから、だいたいズレ合います。 「鴨川カップル作戦」と呼んでいるんですが(笑)、京都の鴨川でデー