BPMとは何か?──論者の数だけ考え方があるが、今回は企業の情報システム構築と経営管理の方法の変遷を踏まえて、BPMが必要になってきた背景と本質を解説する。 この50年のビジネス情報システム構築方法の進化過程を振り返ると、最初のアプローチは人の業務プロセスをコンピュータに置換する方法が中心であった。いわゆる、POA(プロセス中心アプローチ)である。この時代が30年続いて1970年代後半に、データの重複ファイルを統合する、DOA(データ中心アプローチ)が始まった。 システム構築時にデータを注視するようになったからといって、ビジネスシステムは、ビジネスのプロセスを設計し動かす人がいて、初めて機能することに変わりはない。データとの関連でいえば、データ(情報部材)を組み立て、取り換え、情報製品そのものすら新しい概念で考案するとき、それらをつなぐプロセスがあって、初めて情報が生み出され使われる。情報
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