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2018年3月12日のブックマーク (2件)

  • 【あの日から7年】大津波から子供を守った”奇跡の保育所長” 「美談」の裏で抱えた苦悩

    職員の車に園児を分散させ、各車に子供を乗れるだけ乗せて、逃げた。 決して冷静ではなかった。災害用に備蓄していた防災グッズも持っていけなかった。車を取りに行くなかで、急いだためかが脱げた職員がいた。 職員は脱げたはそのままにして、急いで車に乗り込み、園に引き返してきた。避難の途中、佐竹さんの車も渋滞に巻き込まれかけた。道路を逆走する車もみた。 正常な状態ではない閖上の街を走りながら、ただただ恐怖だけが募った。 《もし、何もなかったら笑って帰ればいい。でも、なにか起きたら私たちは全員でさようならだと思っていました。 思い出したのは、閖上に親戚が住んでいた職員から聞いた話です。 その親戚は「引き波が怖い」と言っていたといいます。もしかしたら……という思いで精一杯走ったんです。》 午後3時20分、閖上小東昇降口に全員がたどり着いた。園児と職員の数があった一瞬だけ、安堵できた。しかし、安心できる

    【あの日から7年】大津波から子供を守った”奇跡の保育所長” 「美談」の裏で抱えた苦悩
  • 第5回 これからの「教育」の話をしよう

    最後に、このテーマとかかわる中で、ぼくにも、たぶん子どもを持つ読者にも、非常に関心が高いと思われる、「教育」について話を聞こう。 安藤さん自身、文学部で教育学の分野に軸足を置いており、そもそも行動遺伝学の世界に入門した背景には、教育学的な興味が背景にあった。 双子研究が明らかにしつつある、遺伝と環境の交互作用をふまえたとき、ぼくたちの社会において、教育はどのようにあるべきなのだろう。 まず、安藤さんは、優生思想を警戒するあまり、今の知見を教育に反映させないのはおかしいと述べる。 「遺伝要因があるのが当たり前だったとしたら、ちゃんとそれに基づいて教育の思想をつくらなきゃいけないはずなのに、それがなされてないんです。遺伝影響を、よかれと思って無視している。それによって、平等を作り出しているつもりなんでしょうが、それだと、来ある遺伝的なものから、おのずと出てきてしまって生じる不平等だとか、不幸

    yuya_presto
    yuya_presto 2018/03/12
    知能、学力、パーソナリティ・・遺伝と環境の相互作用だと認めた上で、教育はどうあるべきか。