7/23のNスペで取り上げたのはワーキングプア。働いているのに生活保護水準以下の収入しか得られない、まじめに働いても報われない、豊かになれない層のことを言う。その数、400万世帯といわれるが、行政も把握していないためその実態は誰にも分からない。ただ地方に暮らす人は、この傾向は肌で感じているのではないか。 それにしても「ワーキングプア」?なぜ、このような軽いカタカナ語に言い直すのか理解に苦しむ。新・低所得層とか働く貧困層でいいんじゃないの?フリーター、ニート、最近ではホワイトカラーエグゼンプションとか、ふざけたカタカナ語はいいかげん止めないか。問題の深刻さから目をそらし、罪悪感を薄める役割を果たしている。 ま、それはさておき、社会の底辺で生きる人々にスポットをあてた貴重な番組だった。1時間15分とやけに長時間なので見るのが大変だったが。経済協力開発機構(OECD)が「日本は貧困層の割合が米国