駅のアナウンスや電車の音を、文字や手話、あるいはオノマトペとしてモニターに表現する装置「エキマトペ」。聴覚障がいがある方の鉄道利用が楽しくなるような体験を目指して、川崎市立聾学校の子どもたちとアイデアを出し合って開発しました。実証実験の第一弾は、JR巣鴨駅ホームにエキマトペの大型モニターを3日間設置。第二弾では、より多くの駅への設置を目的に第一弾を小型化し、JR上野駅ホームの自販機の上に半年間設置して反響を得ました。ハードウェア制作にあたっては、オウル・クラフトさん、浜野製作所さんに協力を仰ぎ、デザインセンター含め3社が連携。「生き物っぽい」をコンセプトに目を引くようなデザインを作り上げ、グッドデザイン賞をはじめ多くの賞を獲得しました。今回は第二弾エキマトペの制作秘話を3社に聞きました。