「ばあちゃん新聞」に「ユーチュー婆」「ばあちゃん運営の食堂」…”ばあちゃん”をキャッチコピーに次々とヒットを飛ばすベンチャー企業がある。福岡県の南東部に位置するうきは市の、のどかな山村を拠点とする「…
「ばあちゃん新聞」に「ユーチュー婆」「ばあちゃん運営の食堂」…”ばあちゃん”をキャッチコピーに次々とヒットを飛ばすベンチャー企業がある。福岡県の南東部に位置するうきは市の、のどかな山村を拠点とする「…
神山まるごと高専のスカラーシップパートナーとなった富士通。その富士通で学生とともに神山での活動を主とした「神山まるごと高専プロジェクト」をリードする濱上 隆道と、神山町発展のキーパーソンであり、神山まるごと高専創設メンバーの大南 信也氏が、これからの神山町の可能性と高専生への期待を語ります。 現在、富士通の変革活動「フジトラ」の推進部門であるCDXO Divisionに所属し、「神山まるごと高専プロジェクト」をリードする濱上。入社してから29年間は、製造業のお客様を担当する営業として汐留本社で勤務してきました。 2020年の春、そんな濱上に転機となる辞令が出されます。 濱上:支店長として徳島に行ってくれと。徳島はこれまで縁もゆかりもない土地。さらに、当時は新型コロナウイルス感染症が流行しはじめたころで、なかなかお客様とも会えない状況でした。 赴任後まもなくは、私はなぜこのタイミングで徳島に
writer profile Takuryu Yamada 山田卓立 やまだ・たくりゅう●エディター/ライター。1986年生まれ、神奈川県鎌倉市出身。海よりも山派。旅雑誌、ネイチャーグラフ誌、メンズライフスタイルメディアを経て、フリーランスに。現在はキャンプ、登山、落語、塊根植物に夢中。 三陸沿岸の北部にあり、青森県に隣接する岩手県洋野町(ひろのちょう)。 東に太平洋を望み、内陸の北上山系に囲まれた海と高原の美しいまちだ。 しかし、この場所で一般社団法人〈fumoto〉を立ち上げた大原圭太郎さんは言う。 「自然と生活が共存する里山の風景は、日本中にたくさんあります。 洋野町は、地域おこし団体や移住者の数がまだまだ少なく、 いい意味で、“地方創生”のフロンティアのような状態です」 アパレルから転身した大原圭太郎さん。 事実、洋野町が国の推進する地域おこし協力隊の受け入れを始めたのは2016年
【地域共創カレッジ】「3.11で世の中は変わらなかった」。都会と田舎の新しい関係をつくるために|第一回 2016年5月11日、ちよだプラットフォームにて第一回目の地域共創カレッジが始まりました。地域共創カレッジ(以下、カレッジ)とは、株式会社アスノオト(以下、アスノオト)の信岡良亮さんが働きかけ、宮城県の女川町、島根県の海士町、徳島県の神山町、上勝町、そして岡山県の西粟倉村の5つの地域が提携して始めるプロジェクト・ベースト・ラーニング形式のプログラム。都会と田舎の共創関係のモデルをつくり、地域課題解決への道筋を描く、理論と実践の学び場のことです。 半年間、23回のプログラムを経て受講生が何を学び、活かしていくのか。「灯台もと暮らし」では、地域共創カレッジを密着取材。都会と田舎を繋げる未来の暮らし方を一緒に考えていきます。受講生の不安の声やワクワクとした声が響く教室で、カレッジの第一回目の講
今、都会にいながら地域のことを考え、都会と田舎の関係性を捉え直す場が生まれています。それが今年の5月からスタートし、「灯台もと暮らし」で密着取材をしている地域共創カレッジ(以下、カレッジ)です。 カレッジ第二回目となる今回は、東京都市大学環境学部教授であり、幸せ経済社会研究所所長・環境ジャーナリスト・翻訳家として活躍する枝廣淳子さんを講師としてお迎えした講義の様子をレポートします。カレッジの中でも序盤となるこの講義では、地域と実際に関わる事前準備として、受講生たちが自分たちの頭で、創り出したい未来をちゃんと想像するためのベースとなる考え方について学びました。 (以下、アスノオトスタッフ:長谷川文香) 第一回目はこちら:【地域共創カレッジ】「3.11で世の中は変わらなかった」。都会と田舎の新しい関係をつくるために|第一回 * * * 地域と関わるうえで大切にすべき、物事との向き合い方とは 講
自分の人生に何か違和感がある……そんな悩みを抱えていたのは、島根県海士町にある株式会社巡の環(以下、巡の環)で働く岡部有美子さん。新卒から約10年間、東京のIT企業に勤めていた当時は、気がつけば毎朝9時から夜の11時まで働きづめ。いつしか自分の暮らし方に疑問を持つようになったと言います。 自由大学での出会い 岡部有美子(以下、岡部)さんは、自分の暮らしを変えるために東京の自由大学に通います。自由大学とは、暮らし方や日本文化、働き方などの時代が求める様々なテーマで、自ら考え、自ら行動する姿勢を育む学びの場。岡部さんは「自由に働く学部」で、現在勤務している株式会社巡の環の創業者、阿部 裕志(以下、阿部)さんと出会いました。 「『くらし・しごと・かせぎ』のバランスを取りながら暮らす、という阿部の話は、とても心に残りました。また、海士町はまちおこしの成功モデルとして外から見ると輝いている地域のよう
2015年03月11日 ツイート 人材育成島前高校魅力化プロジェクト教育海士町隠岐國学習センター 島前高校魅力化プロジェクトの中心人物である岩本悠さんのように、Iターンで海士町に移住し、地域課題を解決しようとする人材は後を絶たない。島の伝統を理解するうちに、自らの価値観も変わっていく、そんな体験をできるからこそなのだろう。後編では、魅力化プロジェクトのメンバーに「教育×まちづくり」をうまく機能させる新規人材の取り入れ方について話を聞くとともに、これからの展望を語ってもらった。 危機感の共有が生んだ攻めの一手──海士町・島前高校魅力化プロジェクトが見据えるまちづくり(前編) 実は“イノベーティブ”な島民の魅力に惹かれた 積極的に島外からの人材を受け入れて、さまざまな施策を進めている海士町。新規人材の受け入れについて、何か方針や軸はあるのだろうか。 海士町役場・財政課長の吉元操さんは、「島の文
経営力がまぶしい日本の市町村50選(22) 北海道の夕張市か島根県の海士町かと、日本で最も経営力のない市町村の汚名を着せられてきたが、前回紹介した山内道雄さんが町長に就任すると、海士町は見違えるような変化を遂げ始めた。 しかし、改革は1人ではできない。海士町を会社に例えるなら、山内町長が最高経営責任者(CEO)である。そのビジョンを受けて、あるいはCEOと議論を重ねながら、事業を実行していく経営陣も優秀でなければならない。 今回紹介する阿部裕志さんは、CMO(最高マーケティング責任者)と呼べるだろうか。海士町の広報や社会人も含めた人材教育を担当する。 京都大学大学院を修了するとトヨタ自動車に就職、トヨタが誇る数々の工場を革新させていった。その阿部さんは機会に恵まれて海士町を訪れたとき、運命を感じた。自分の人生を懸けるのはここだと。 そして天下のトヨタを未練もなく辞め、海士町に移住してしまう
神山町は、徳島市内から車で40分ほど。鮎喰川に沿って集落が点在する山間の町だ。’55年、5つの町が合併してできた町の人口は6千人弱。かつては林業が盛んだったが、今では高齢化率が5割に近い典型的な過疎の町だ。ところがここ数年、この寂れゆく町が突然、脚光を浴びはじめた。 ITやデザイン、映像系などのベンチャー企業が相次いで移転している。サテライト(支店)を置く都会の企業も増えた。徳島県は、県内全域に光回線を設備。全県で高速通信網が利用できるのは、ITベンチャーにとっては魅力だ。なら、なぜ神山だけが脚光を浴びるのか?現在の活況の基盤を作ったNPO法人のグリーンバレー理事長・大南信也氏(61)は言う。 「行政の人からは『神山のような町おこしを全国で展開するにはどうしたら?』と、よく聞かれるんだけどね。結局のところ、人。それに尽きるんですよ」 町にある食堂「梅星茶屋」の営業は、金曜のランチのみ。1日
百聞は一見に如かず!海士町合宿で学んだ「地域で仕事をする心構え」とは?「めぐりカレッジ」体験記(後編) 2014.08.23 平川 友紀 平川 友紀 地域で仕事をしたいと考えたとき、その熱意に加えて求められることは何でしょうか? その土地の課題や風習、気候などによって正解は異なりますが、どんな土地にも、どんな仕事にも共通する“心構え”というものが必ずあります。 「株式会社巡の環」が始めた地域コーディネーターを育成する学校「めぐりカレッジ」中級コースの合宿での“体験”が、まちづくりに関わる(または関わっていきたいと考えている)参加者の心にどれほどの影響を与え、豊かな学びになったのかは、前回の記事でご紹介した通りです。 あまりの内容の濃さに、合宿に参加した誰もが、否が応にも、自分がつくりたい未来に真正面から向き合う結果になりました。 今回は、合宿中に起こった出来事やお話を交えて、合宿の目的とし
2013年12月20日 ツイート 働き方社会課題特集神山町 徳島県神山町をレポートしたのは2012年12月 。ITベンチャー系企業のサテライトオフィスが9社集まる人口6,200人(当時)の山里には “人が人を呼ぶ”独特の磁場が渦巻いていた。1年を経て、この町の動きはいよいよダイナミックになりつつある。「あしたのコミュニティーラボ」では、しなやかな発想で“クリエイティブな田舎”へと変わりゆく神山町の今を定点観測していきたい。この前編では“まちへ開かれたオフィス”や、稼働しはじめたコワーキングスペースを紹介する。 町の人たちがプロジェクトに向ける目が変わってきた 企業を誘うのではなく、神山に必要な、来てほしい人を呼ぶ。初めての試みは、やってみなければわからない。おもしろいと思えば「やったらええんちゃう?」。町の活性化をけん引するNPO法人グリーンバレー理事長・大南信也さんのそんな流儀に共感した
四国の山里で働くという選択 ──IT企業が惹きつけられる町・徳島県神山町 2012年12月19日 ツイート ICT働き方働き方特集神山町 徳島県は山間地域にも全域、光ファイバー網が整備されている。この好条件のもと、神山町という過疎の山里には2年間でIT系ベンチャー企業9社が相次いでサテライトオフィスを開いた。ICTインフラはオフィス開設のための必要条件だが、十分条件ではない。なぜ神山町に惹きつけられるのか。そこには「働き方の革新」を求める人と「まちづくりの革新」を求める人との幸福な出会いがあった。 東京と違って、仕事以外の疲れを感じない 緑なす山なみ、鳥のさえずり。さわやかな山里の朝で1日が始まる。 仕事場は、7LDKの空き民家の離れを改装したスペース。地元の石を土台にした白木のテーブルでパソコンを立ち上げ、Skypeで東京本社と打ち合わせをする。 ここは、徳島市内から車で50分、徳島県名
(27)ガラクタから価値を生みだすバックナンバープロフィール緑化される前の基地跡地 ボランティアによる段階的な緑化を観察する園路もある 売店は豊富な品揃え オリジナルのオシャレな品々が並ぶ 「YOUR PURCHASE SUPPORTS THE PARKS」。思わず、財布のひもがゆるむ 家島の名産品となった「のりっこ」 のりもまた、島づくりワークショップの延長線上で生まれた デザインの可能性についてあらためて考えさせられたのは、アメリカ西海岸のサンフランシスコにある「クリッシーフィールド」という公園だった。 サンフランシスコ湾の入り口に面し、ゴールデンゲートブリッジに近く、市民の憩いの場として知られている。かつて米空軍基地だった。その広大な跡地が2001年春、ボランティアによる自然回復プログラムなどによって国立公園としてよみがえった。 環境を整える過程で、クリッシーフィールドが目をつけたの
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