堀川中立売 2010/日本 監督:柴田剛 岡山市はシネマ・クレールで初日舞台挨拶あり、ということで、唐草模様の風呂敷で旅支度をし、33℃という灼熱地獄の中、いそいそと『堀川中立売』を観に行ってきた。「ほりかわなかたちうり」と読みます。京都に実際にある地名。おほっ。 『おそいひと』(自分の感想はこちら)の柴田監督最新作。 とは言い条、重度の脳性麻痺の障害者が殺人を繰り返す、といったショッキングなコンセプトがまず有った『おそいひと』とは対極的に、お話はサラッとしたものである。公式サイトから引用してみよう。 大妖怪・加藤 the catwalk ドーマンセーマンは、長年地球侵略を画策していた。 それを察知し、密かに地球に降り立ったギャラクシー・フォースのリーダーは、京都と呼ばれる地で安倍さんと名乗り、陰陽師として人々に畏れられる存在となった。 安倍さんは加藤の「ドロップアウトを許さない 人類