「耳刈ネルリ」シリーズという、異世界を舞台にした学園もののライトノベルがあります。 作者の石川博品のデビュー作で、全3巻、1巻では各国から集まった学生達の異文化コミュニケと抗争劇、2巻では学園祭で演じたミュージカルの内容と大物作家の国外への亡命計画の顛末、3巻では学生生活の諸風景と異国の王女さまとの恋の行方が描かれます。 メジャーな作品とは言い難いですが、これがラノベ史上の大傑作、作者のやる事の無茶さが物凄い上にやたらめったらと面白くたいへんオススメなんですが、この作品がどんなふうに受け取られているのか、web上の感想で自分が面白く読んだものをちょいと集めてみました。 ネルリをもう読んだ人にも、まだ読んだことのない人にも、何か参考になったらいいなと思うものであります。 ネルリの文章表現について 「ネルリ」は異世界ファンタジーなのに、『化物語』の阿良々木さんの語りのような、妄言一人称文体を採