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2012年6月3日のブックマーク (1件)

  • いろいろクドい話 » 幻の東部戦線 37 (「嵐」演習は何を無視していたか?)

    「嵐」演習にはいくつかの約束事があります。あえて考えずに済ましている問題があるということです。その筆頭は西ヨーロッパの同盟国が崩壊するのをアメリカが単純に受け容れるという前提です。全面核戦争ではあるものの、ヨーロッパ戦域限定戦争に留まり、米ソがお互いの土を叩き合う想定がありません。電撃的な侵攻作戦で西ヨーロッパを一気に占領するところまでが「嵐」のシナリオでした。 次に無視されているのがアメリカ戦略空軍による核攻撃への対処です。一応想定されているものの、これも曖昧な形で済まされています。ソ連軍の現状では有効な対抗手段が無いからです。そしてもう一つの約束事は電撃戦を実現する原動力となるワルシャワ条約機構統一軍が装備する戦術核兵器が未整備である点です。ソ連軍の核兵器配備は1949年の原爆実験成功、1953年の水爆実験成功に続いて1954年から空軍への核爆弾配備が開始されていますが、地上軍や海軍

    ziglar
    ziglar 2012/06/03
    「限定的な条件下で、大損害を覚悟するなら、相打ちには持ち込める」計画。しかし、これを本当に、防衛目的の計画と呼んでいいものやら。