学校と病院の街として知られる東京・御茶ノ水。相次ぐ開発で街のイメージが損なわれ、駅のバリアフリー化も喫緊の課題だ。危機感を強めた千代田区は神田駿河台地域のまちづくり基本構想を策定。風格を守った新しい時代の街づくりが始まっている。
学校と病院の街として知られる東京・御茶ノ水。相次ぐ開発で街のイメージが損なわれ、駅のバリアフリー化も喫緊の課題だ。危機感を強めた千代田区は神田駿河台地域のまちづくり基本構想を策定。風格を守った新しい時代の街づくりが始まっている。
広島県三次(みよし)市に建設している海田原(かいだはら)橋で8月30日、架設しようとしていた橋桁が台車とともに走り出して29m下の河川に落下。護岸や橋脚を損傷する事故が発生した。人的な被害は出ていない。国土交通省中国地方整備局三次河川国道事務所が同日、発表した。
スペインのサグラダ・ファミリア(聖家族贖罪教会)で2010年11月7日、ローマ法王が出席した献堂式が行われた。工事は今後も続くが、教会は正式な祈りの場となった。この大イベントに合わせて、教会の内部がほぼ完成、華やかな空間が世界に広く報道された。
東京都内を東西に貫くJR中央線。現在、三鷹-立川間を連続立体交差化する工事が進んでいる。2011年3月の事業終了を見据え、同区間をさらに複々線化して輸送力を増強する計画が、実現に向けて動き出した。立川市など沿線の自治体で構成する協議会が、複々線化は社会的に効率的な事業だと結論付ける調査報告書を09年3月にまとめた。報告書の内容とこれまでの取り組み、実現に向けた課題などについて解説する。 JR中央線の位置。三鷹-立川間を複々線化する計画について、事業として意義があるかどうかを検討した (資料:三鷹・立川間立体化複々線促進協議会) 現状の中央線は御茶ノ水-三鷹間が複々線、三鷹以西が複線になっている。東京から立川方面へは、車両の帯がオレンジ色の快速電車、御茶ノ水から三鷹までは黄色の各駅停車が走る。2組の複線に2系統の電車を運行している。
「木は生きているから…」。家づくりの現場でごく普通に耳にする言葉であり、顧客などに対して口にした経験のある実務者もいることだろう。 この「木は生きている」という表現に異論を唱える研究者がいる。先ごろ「今さら人には聞けない木のはなし」(日刊木材新聞社)という書籍を出版した森林総合研究所研究コーディネータの林知行さんだ。 「木材関係者の中でもあまり知られていないことですが、生きている樹木であっても樹幹の大部分は死んでいます。生きているのは、形成層、内樹皮、それと辺材の柔細胞だけで、残りは生理作用をしていません。生きた樹木でさえこの状態ですから、木材になってしまうと、生きていたわずかの細胞も全部死んでしまいます」と林さんは言う。 「ところが、木材(実際は細胞壁)はまるで生きているかのように水分を放出したり吸収したりします。そして、それに伴って寸法変化(くるい)をおこします。この現象を、木材供給側
「発注者にしか責任は取れない」。以前、取材でよく公共発注機関の技術者から聞かされた話です。もっと民間に任せてはどうかと問うと、そんな答えがしばしば返ってきました。今でこそ、その土木事業の設計者は誰かと尋ねれば建設コンサルタント会社の名前が挙がりますが、一昔前の1990年代には、実際に図面を描いているのが建設コンサルタント会社であっても、「発注者が設計者だ」と譲らない場面にたびたび出くわしました。なぜかと問うと、「設計の責任は発注者にしか取れないからだ」というのです。 日常的に設計ミスが発覚し、その責任を建設コンサルタント会社に取らせている現状からすると、多くの発注者はなし崩し的に設計者であることをやめたようです。ただ、すべての責任を負わされる建設コンサルタント会社にとっては、納得がいかない面もあるようです。発注者の指示と設計ミスとの因果関係はあいまいにされがちだし、そもそも発注者は成果品を
建設業法で定める監理技術者制度。その資格者証の交付は「廃止」、講習は「受講の義務付けを廃止」とする――。政府の行政刷新会議は5月21日の事業仕分けで、公益法人が行う資格ビジネスにメスを入れた。やり玉に挙がったのは、監理技術者資格の認定に絡む2つの財団法人、「建設業技術者センター」と「全国建設研修センター」だ。 建設業技術者センターは、監理技術者資格者証を交付する指定機関。全国建設研修センターは、監理技術者を対象に義務付ける講習を実施する登録機関の一つだ。仕分け人からは、国の法律に基づく資格業務を独占的に引き受け、天下りの温床になっているとの批判が相次いだ。 国交省は「ワンストップ化に課題」 一定の公共工事などの現場に配置が義務付けられている専任の監理技術者は、監理技術者資格者証と講習修了証の2枚のカードの取得、所持が求められる。資格者証の交付手数料は7600円、講習修了証は受講料などで1万
豊洲か、築地か――。3月30日に東京・築地市場の移転関連費用を盛り込んだ2010年度の東京都中央卸売市場会計予算が成立した。豊洲への移転に反対する民主党が「現在地での再整備について検討し、知事は検討結果を尊重する」という付帯決議を付けることで自民、公明両党と折り合った格好だ。予算成立を受けて東京都議会民主党は4月13日、築地市場の再整備案を一般公募すると発表した。 「図面はもちろん、文章だけでもかまいませんし、説明の絵はポンチ絵(簡単な絵)でもかまいません。形式は問いませんし、市場の基本的な機能が築地で再整備されるアイデアであれば、制約はありません」。東京都議会民主党のウェブサイトではこんな説明をしながら、アイデアを募っている。応募者の年齢国籍は不問。公募したアイデアは、都議会で提案することなどを視野に入れる。締め切りは郵送の場合、5月16日だ。 築地市場と豊洲新市場の建設予定地などの位置
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