サイバー、初任給42万円 “残業80時間”は法的に問題ないのか?:裁判に発展したケースも(1/3 ページ) 7月26日、サイバーエージェントが2023年春の新卒入社の初任給を42万円に引き上げると日本経済新聞が報じ、話題を集めました。厚生労働省が発表している「令和元年賃金構造基本統計調査結果(初任給)」によると大学卒の初任給は平均21万200円なので、約2倍の設定になります。 諸外国に比べて低水準にとどまる日本の賃金に対して、良い起爆剤になると前向きな受け止めが多かったのですが、この42万円について実は80時間分の残業代(固定残業代)があらかじめ含まれているという情報が遅れて広まったため、大きな論争を呼びました。 関連記事 「部下に退職代行を使われた」 無理やり本人を出勤させることはできるのか? 退職の申し出をする際に退職代行サービスを利用する人が増えてきたという意見を耳にする。退職代行会