米国のある男性が飼っている2歳の猫が、GED(高卒認定試験)をオンラインで受験し、見事に卒業証書を手にした――。思わず「そんなアホな」と言いたくなるような出来事が、米メディアの注目を集めている。日本ではとても不思議なこの話。そこには米国で問題視されている「ディプロマ・ミル」と言われる教育機関の存在があるという。 この猫は、米ジョージア州・メーコンに住むケルビン・コリンズさんが飼っている2歳のメスのオレオ。ある日、オレオはジェファーソン高校という学校のオンライン試験を利用してGEDに合格し、認定証書を受け取った。しかし、誰もが「猫は字を読めるのか」「猫が回答できるのか」「猫がパソコンを操作できるのか」といった疑問を持つに違いない。 同校のオンライン試験の問題は、4択の選択問題を含み、ヒントも出るという体裁。制限時間はなく、どの設問も正解するまでに4回の猶予が与えられていた。 米サイトMSNB