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ブックマーク / www.chem-station.com (5)

  • 研究倫理を問う入試問題? | Chem-Station (ケムステ)

    この「つぶやき」では化学ブログらしく、「気になる化学の入試問題」もチェックしてきております。 東大、京大入試の化学を調べてみた(有機編) 中学入試における化学を調べて見た 2012 2013 ポリ塩化ビニルがセンター試験に出されたので NaHの水素原子の酸化数は? PhD化学者がセンター試験(化学)を解いてみた 2010 2011 2/25・26は国公立大学の前期入試でした。入試問題・解答速報は既に各所で公開されていますが、なんと今年は化学問題の中に、研究倫理を問うかのような出題がされていたという話を聞きました。 やはりお前だったか こういうことをやってのけてしまうのは、皆さんのご想像通り東京大学です。 東大の入試問題には、「どういう学生に入学して欲しいか」「最高学府ならではの社会へのメッセージ」が様々な形でちりばめられているとする話はかねてより有名です。今回の問題もその一つと見て良いでし

  • 「オプトジェネティクス」はいかにして開発されたか | Chem-Station (ケムステ)

    前回の記事では、脳/神経科学研究の進展に革命的な寄与を果たした技術「オプトジェネティクス」について簡単に紹介しました。 今回はこの革命的技術がいかにして開発されたか?というお話を紹介したいと思います。 異分野の交差点が新たな革命をもたらした オプトジェネティクスの決定版はスタンフォード大学のカール・ダイセロス(Karl Deisseroth)教授によって開発されました。(1971年生まれの43歳。若い!!) 彼は精神科医でもあり、「どうにも手の着けようが無い精神病を何とかしたい」という問題意識を持っていました。しかし既知の治療法にしても、ほとんどが歴史の偶然によって見つかってきたものばかり。なぜそれが発症するのかすら、科学的にも調べようがなかったのです。 一方、微生物学の世界では、「オプシン」と呼ばれる遺伝子にコードされる光感受性イオンチャネルが研究対象となっていました。微生物の環境応答挙

  • 計算化学:汎関数って何? | Chem-Station (ケムステ)

    先日の学会ポスター発表会場にて 発表者:「・・・というわけで、DFT計算によりこの反応経路を証明しました。」 質問者:「素晴らしい発表でした。しかし、それDFT計算じゃないですよね?」 発表者:「えっ!DFT計算ですけど。。。」 質問者:「DFTってB3LYPとかですよね?M06ってDFTじゃないですよね?」 発表者:「M06はDFT計算で使う汎関数のひとつですが、、、」 質問者:「、、、失礼しました。」 学会等で計算化学についての発表を見ていると「全くDFT計算分かっていないな」と感じる事が多々あります。そんな勘違いをなくすために、今回は汎関数について非常に簡単に説明したいと思います。 量子計算化学 量子化学計算では、ある分子の波動関数Ψを求める事が出来れば、その分子に関する様々な情報が得られるという考えに基づいています。それは例えば、分子の最安定構造、反応性、物性の予測などなどです。し

  • 液体ガラスのフシギ | Chem-Station (ケムステ)

    ウェブ散策をしていて気になった技術を紹介します Tshozoです。 今回少し以前から気になっていた技術を紹介します。それは、「液体ガラス(Liquid Glass)」のことです。 ガラスが液体? というのも、ガラスは元素構成SiO2、「常温で固体(のような状態)」で、一般的な「融点」と理解できる粘度を持つのは1200℃前後。常温で液体になんかなりゃあしません。 高温(1200℃)で粘度が低くなったガラス なお厳密にはSiO2 ガラスは室温でも液体・・・のようです しかし。十数年前に株式会社「日興」及び「モクテックカメムラ」(注:情報が錯綜しておりどのメーカ殿が最初に開発したのかを正確に調べることが叶いませんでした・申し訳ありません)が開発した「常温液体ガラス」、「液体『のように』扱えるガラス」の登場により大きくイメージが変わります。曰く、木に塗れる。曰く、コンクリに塗れる。しかも常温。塗る

  • 禅問答のススメ ~非論理に向き合う~ | Chem-Station (ケムステ)

    鈴木大拙 国内外で著名な禅文化の伝道者 明治~昭和にかけて活躍 「君はわけのわからんことを言うね」 実はそれは一番の褒め言葉なのかもしれません Tshozoです。忙しいフリをするのも実力のうちです。というか窓際なので忙しいわけがありません。いやホンマ。 今回は書籍紹介を兼ねて毎度のヘンな内容をお送りします。 ・・・化学との関係性は薄いかもしれませんが、まぁ聞いてください。 まずは著者紹介から。鈴木大拙(すずき だいせつ・名は貞太郎)氏は、金沢出身の東洋哲学者。近代に(おそらく)はじめて西洋文化との比較をもとに禅を特徴づけ、世界に向けて禅文化を発信した思想家でもあります。京都大学の西田幾多郎とも交友があり、晩年は日学士院会員としても活躍しました。生まれ故郷の金沢には「鈴木大拙館」があって、御人に纏わる歴史や著作紹介が展示されており非常に興味深い内容となっていました。偶然かもしれませんが

    frasca
    frasca 2014/10/07
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