佐賀県唐津市の民家に押し入ったり店から現金を盗んだりして、強盗傷害や窃盗などの罪に問われた被告(26)=住所不定=の裁判員裁判で、佐賀地裁は27日、懲役5年(求刑懲役8年)の判決を言い渡した。 判決理由で吉井広幸裁判長は、強盗傷害事件に対し「危険かつ執拗(しつよう)で被害者の精神的苦痛は甚大」と述べ、他の事件を含め実行役を果たしたと指摘した。被告には知的障害があり、共謀した仲間から脅されて犯行に及んだとして、量刑を考慮した点も挙げた。 判決によると、被告は2人と共謀し、昨年6月12日から24日までの間、唐津市や福岡県糸島市で起きた計8事件に関与した。6月24日午前0時半ごろには肥前町の民家に侵入、80代女性の顔を柱に打ちつけるなどして現金を要求し、約3週間のけがをさせた。
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