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社会と書籍に関するAKIYOSHIのブックマーク (35)

  • ブレイディみかこ「人生の95%は嫌で儘ならないことのオンパレード。でも、残りの5%は…?エッセイが<時代や社会を見つめる>道具になれば」 3年ぶりのエッセイ集『転がる珠玉のように』発売 イギリスのコロナ禍から家族のことまで|教養|婦人公論.jp

    累計100万部を超えるベストセラーとなった『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』シリーズをはじめ、労働者階級の目線から世界を見つめて綴られた著書の数々が大人気のブレイディみかこさん。このたび待望の新刊『転がる珠玉のように』が発売された。収録されているのは、2021年4月から2024年3月まで『婦人公論』と「婦人公論.jp」で連載されたエッセイだ。イギリス在住の著者が日常を通して日の女性たちに伝えたいこととは? (構成◎丸山あかね 撮影◎Shu Tomioka) タイトルに潜む想いとは? 「転がる珠玉のように」の連載のご依頼をいただいた当初は、貧困家庭に育った私の生い立ちや思春期、青春時代、今に至るまでの経緯をテーマにということでした。でも60年近く生きていると昔のことなんか詳しく覚えていないわけです(笑)。記憶を辿ればいろいろ思い出す出来事はありますけれど、前後のつながりやその時

    ブレイディみかこ「人生の95%は嫌で儘ならないことのオンパレード。でも、残りの5%は…?エッセイが<時代や社会を見つめる>道具になれば」 3年ぶりのエッセイ集『転がる珠玉のように』発売 イギリスのコロナ禍から家族のことまで|教養|婦人公論.jp
  • ピケティ『資本とイデオロギー』読書ガイド - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    目次: 目次: はじめに 1. 『資とイデオロギー』の概略 1.1 .『21世紀の資』のあらすじ: 1.2. 『資とイデオロギー』の全体的な話 1.3. 『資とイデオロギー』のあらすじ 第I~II部:歴史上の格差レジーム/奴隷社会&植民地 第III部:20世紀の大転換 第IV部(その1):政治的対立の次元再考——問題編 第IV部(その2):政治的対立の次元再考——対策案 (第17章) 第IV部(その3):政治的対立の次元再考——対策案 (その他随所) 2. 通読する必要はないと思う 3. タイプ別読み方 『21世紀の資』の続きとして読みたい人、つまり経済格差とその対応を知りたい人は…… 経済格差への対応を知りたい人は…… 世界各地の格差の変動プロセスの比較に興味ある人は…… 4. 最後に はじめに このたび、ついについに難産の子、ピケティ『資とイデオロギー』が出ました。 資

    ピケティ『資本とイデオロギー』読書ガイド - 山形浩生の「経済のトリセツ」
  • 「ヤクザも人間なので、承認欲求がある」 暴力団取材のエキスパート・鈴木智彦インタビュー

    「暴力」に対する社会の目は、近年ますます厳しくなり、体罰や性暴力などのフィジカルな暴力は当然ながら、さまざまな行為がハラスメントとして認知されてきている。一方、社会的制約によってどれだけ取り締まっても、暴力は人々の目につかないところで依然として残り続けてもいる。陰を潜める“暴力団”と入れ替わるようにして、半グレをはじめとした新興の反社会的勢力が台頭しているのも、その現れの一つだろう。 ヤクザ取材のエキスパートであるジャーナリスト・鈴木智彦氏は、時代によってヤクザの在り方が変わりつつあるものの、その暴力には「人間の性がある」と語る。「人の生き死に」をテーマに30年以上ヤクザを追ってきた鈴木氏に、新刊『ヤクザ2000人に会いました』(宝島社)についての取材をおこなった。(小池直也) ヤクザはもはや同級生みたいな感じ ――著はヤクザ文化の教科書のようなだなと感じました。 鈴木智彦(以下、鈴

    「ヤクザも人間なので、承認欲求がある」 暴力団取材のエキスパート・鈴木智彦インタビュー
    AKIYOSHI
    AKIYOSHI 2023/05/03
    "ヤクザとして上を狙うなら、早いうちにロング(長期刑。組のための殺人を指す)を務めるのがセオリーだった。今は抗争で喧嘩相手を殺したら無期懲役です。そこで人生終了になってしまいます"
  • アンジェラ・ネイグル 著『リア充を殺せ! ―― 匿名掲示板とカウンターカルチャーは、いかにしてオルタナ右翼を育て上げたか』(2017年)/80点 - リベラルアーツの扉:海外教養書を読む

    紹介(評者・田楽心 Den Gakushin) 原題 著者について はじめに オバマの希望からハランベの死まで 第一章 リーダー不在のデジタル反革命 第二章 逸脱のオンライン・ポリティクス 第三章 オルタナ右翼のグラムシ主義者たち 第四章 ブキャナンからヤノプルスまでの保守文化戦争 第五章 「Tumblr」からキャンパス・ウォーズへ:美徳のオンライン経済における希少性の作り方 第六章 「男性圏」を覗いてみると 第七章 よくいる女、リア充、マスゴミ 結論 「ネタだよ」と言われてももう笑えない 評価(評者・田楽心) お知らせ ★その1 サイト運営者の一人、青野浩の翻訳書が出ます。 ★その2 友人が最近を出したので、よろしくお願いします。 紹介(評者・田楽心 Den Gakushin) 2016年のトランプ当選を受けて、アメリカ人の多くが、2008年のオバマ当選時との「不可解なギャップ」に首を

    アンジェラ・ネイグル 著『リア充を殺せ! ―― 匿名掲示板とカウンターカルチャーは、いかにしてオルタナ右翼を育て上げたか』(2017年)/80点 - リベラルアーツの扉:海外教養書を読む
  • ダニエル・カーネマン「人類は指数関数的な変化に対応できない生き物だ」 | AIは間違いなく大差をつけて人間に勝つ

    行動経済学の第一人者ダニエル・カーネマンが、個人ではなく「組織やシステムが抱えるバイアス」に焦点をあてた新著『ノイズ:人はなぜ判断を誤るのか』(未邦訳)を上梓した。87歳にして現役で人間の心理を探求し続ける知の巨人はいま、何を考えているのか──パンデミック禍の人間心理やAI人工知能)をテーマに、英紙「ガーディアン」がインタビューした。 ダニエル・カーネマン(87)は2002年、判断と意思決定をもたらす人間心理に関する研究でノーベル経済学賞を受賞した。 世界的ベストセラーになった『ファスト&スロー』では「人間が判断を誤るのはさまざまな認知バイアスや経験則に歪められるため」とする革新的な概念を提示しており、その誤りをいかに認識して正しい判断へと導くかが説かれている。 ノイズのない「個人」は存在しない ──まずはパンデミックの話から始めましょう。いま起きていることは、この世界に政治的判断を間断

    ダニエル・カーネマン「人類は指数関数的な変化に対応できない生き物だ」 | AIは間違いなく大差をつけて人間に勝つ
  • 故・佐木隆三の描いた『身分帳』から辿る、旭川刑務所を出所した元殺人犯の衝突と挫折(西川 美和) @gendai_biz

    2月11日に公開される映画『すばらしき世界』は、佐木隆三の小説『身分帳』をもとに、13年の刑期を終えて出所した元殺人犯・三上正夫(役所広司)が、社会でもがきながら懸命に生きる様を描いた問題作だ。この度、原案となった小説『身分帳』が復刊するにあたって、監督を務めた西川美和が作品への思いを綴った――。 初めて佐木作品に触れて 『身分帳』のことは知らなかった。 その題名も知らなければ、言葉の意味も知らない。佐木隆三さんの作品の中に、そういうものがあると知ったのは、新聞紙面に訃報が載った時だった。 「佐木さんというと『復讐するは我にあり』が有名ですし、代表作とされていますが、私としては伊藤整文学賞を受けた『身分帳』が彼の真骨頂だと思っています。犯罪者を見つめる目が温かい。犯罪を犯した人を人間として理解しようとするスタンスが彼の犯罪小説を文学たらしめたと思います」(二〇一五年十一月二日/読売新聞)と

    故・佐木隆三の描いた『身分帳』から辿る、旭川刑務所を出所した元殺人犯の衝突と挫折(西川 美和) @gendai_biz
  • 「科学」と「正義」を混同すると、たいてい地獄ができあがる『禍いの科学』

    アヘン、マーガリン、優生学、ロボトミーなど、科学的に正しかった禍(わざわ)いが、7章にわたって紹介されている。あたりまえだった「常識」を揺るがせにくる。 ヒトラーの優生学 たとえば、アドルフ・ヒトラーの優生学。 劣悪な人種を排除すれば、ドイツを「純化」できると信じ、ユダヤ人を虐殺したことはあまりにも有名だ。 だが、ガス室へ送り込まれたのは、ユダヤ人だけではない。うつ病、知的障害、てんかん、同性愛者など、医者が「生きるに値しない」と選別した人々が、収容所に送り込まれ、積極的に安楽死させられていった(『ナチスドイツと障害者「安楽死」計画』が詳しい)。 『禍いの科学』によると、ナチスの優生学は、ヒトラー自身が編み出したものではないという。出所は、『偉大な人種の消滅』という一冊ので、ヒトラーが読みふけり、「このは、私にとっての聖書だ」とまで述べたという。 『偉大な人種の消滅』はマディソン・グラ

    「科学」と「正義」を混同すると、たいてい地獄ができあがる『禍いの科学』
  • 連載「戦争と平和のリアル」第34回速水螺旋人「戦争と想像力」

    2015年にノーベル文学賞を受賞したベラルーシ出身の作家、スヴェトラーナ・アレクシエーヴィチによる証言集『戦争は女の顔をしていない』は、1985年に原著が刊行され、日でも2008年に群像社により翻訳出版された(現在は岩波現代文庫に所収)。そのコミック版(小梅けいと作画、KADOKAWA)は、2019年4月にComicWalkerで連載が始まってすぐに、読者から熱い歓迎の声が寄せられた。 舞台となっている「独ソ戦」に関しては、ナチスの蛮行や太平洋戦争と比較すると、これまで日ではあまりスポットが当たることがなかった。コミック版の何が読者を引き付けたのか、そしてマンガだからこそ伝えられるものはあるのか。コミック版の監修を担当した、マンガ家・速水螺旋人(はやみ・らせんじん)さんに話を聞いた。 500人以上の「語り」から、見えてくる戦争 独ソ戦とは1941年から45年にかけておこなわれた、ナチス

    連載「戦争と平和のリアル」第34回速水螺旋人「戦争と想像力」
  • 【本】シェーン・バウアー「アメリカン・プリズン 潜入記者の見た知られざる刑務所ビジネス」感想・レビュー・解説|長江貴士

    いやー!!これは凄まじいだった!!! このは、ホント、無条件でみんなに読んでほしいなぁ。 スゴすぎる。 何が凄いのか。それは、「現状」「影響」「歴史」の面で、書とアメリカの刑務所が、ちょっとあり得ないぐらい凄いのだ。 アメリカの刑務所の現状はこうだ。一部が、民営となっている。「民営?」と思うかもしれない。そう、刑務所を、民間企業が運営しているのだ。 僕は、その事実自体は知っていた。ニュース番組か何かで見た記憶がある。とはいえ、アメリカのすべての刑務所が民営というわけではないそうだ。「この国の150万人の受刑者のうちおよそ13万人を預かっている業界」と著者が書くように、囚人全体の8%が民営の刑務所にいる。しかもこの「150万人」という数字は、州刑務所と連邦刑務所に収監されている受刑者の合計数だ。郡や市が管理する拘置所・刑務所への収監者(約70万人)は含まれていないらしい。とにかく、全体

    【本】シェーン・バウアー「アメリカン・プリズン 潜入記者の見た知られざる刑務所ビジネス」感想・レビュー・解説|長江貴士
  • 『アメリカン・プリズン──潜入記者の見た知られざる刑務所ビジネス』「更生より収益性」の原理が支配する民営刑務所の実態 - HONZ

    カリフォルニア州矯正局は先日、8月末までに約8,000人の服役囚を釈放すると発表した。理由は言うまでもない。世界の囚人数のうち約4分の1を収容するアメリカでは、刑務所内での感染拡大が深刻な問題になっている。考えてみれば「密」を避けるうえでこれほどハードルが高い場所もないかもしれない。同州では2月以降すでに約10,000人が解放されている。 いくら手に負えないとはいえ、そこまでするのかと思った人もいるだろう。だが書を読んだ身からすると、起こるべくして起こった事態との印象が強い。新型コロナをきっかけに、もともとのいびつな構造が可視化されたという見方もできる。まして書のテーマである民営刑務所ともなれば、まだ明るみになっていないことも多いのではと想像してしまう。 州や連邦の手による公営とは異なり、民間企業が運営する「刑務所ビジネス」は、1970年代から加速した囚人数の増加を受けて急拡大してきた

    『アメリカン・プリズン──潜入記者の見た知られざる刑務所ビジネス』「更生より収益性」の原理が支配する民営刑務所の実態 - HONZ
  • “公民権運動2.0”──BLMについてより深く考えるためのおすすめコンテンツ7選【ブラック・ライヴズ・マターを考える vol.4】

    “公民権運動2.0”──BLMについてより深く考えるためのおすすめコンテンツ7選【ブラック・ライヴズ・マターを考える vol.4】 世界中に波及する「ブラック・ライヴズ・マター」運動を、アメリカの黒人の歴史を専門にする藤永康政さんと考える。第4回目の最終回は、BLMとその背景についてより深く理解するための映画について。

    “公民権運動2.0”──BLMについてより深く考えるためのおすすめコンテンツ7選【ブラック・ライヴズ・マターを考える vol.4】
  • 「100分de名著」100シリーズ記念対談 伊集院光さん × プロデューサーA

    8月放送のエンデ「モモ」のシリーズで、2011年にスタートした「100分de名著」がついに100シリーズ目を迎えました。そこで、歴代もっとも長く司会を務めた伊集院光さんと同じく歴代もっとも長くプロデューサーを務めたAが、裏話を交えながら100シリーズを振り返り、外からでは見えにくかった、番組の魅力の源に迫る対談を企画しました。前後編でお送りします。ぜひご一読ください。(構成:仲藤里美) ※写真は、対談開始前の約1分間ほどの時間で撮影したもので、対談編は、ソーシャルディスタンス、換気、消毒などに十分な配慮をして行いました。 「見栄を張るな」と自分に言い聞かせていた プロデュ ーサーA (以下A) 「100分de名著」が、今年8月放送の『モモ』で100シリーズ目を迎えました。伊集院さんには2012年からこの番組の司会を務めていただいていますが、最初に出演が決まったときのことを振り返っていただ

    「100分de名著」100シリーズ記念対談 伊集院光さん × プロデューサーA
  • テーマ書評/棚づくり 第2回 アメリカ黒人の抵抗

    監督はライアン・クーグラー、主演はマイケル・B・ジョーダン、2013年にサンダンス映画祭で公開され、批評家からはこぞって高い評価を得た作品である。 クーグラーとジョーダンと言えば、MARVEL映画の最新作のひとつ、記録的興業収益を記録した『ブラック・パンサー』(2018年公開)を思い出す人が多いはずだ。

    テーマ書評/棚づくり 第2回 アメリカ黒人の抵抗
  • アメリカの人種問題を描いたベストセラー『フライデー・ブラック』著者インタビュー 〜ナナ・クワメ・アジェイ=ブレニヤー - wezzy|ウェジー

    ニューヨーク在住の作家、ナナ・クワメ・アジェイ=ブレニヤーのデビュー短編集『フライデー・ブラック』の邦訳が、駒草出版より2月3日に発売となる。 アメリカの人種問題をユニークな手法で鮮烈に描いた作は、アメリカでは2018年に出版されている。若手作家のデビュー作としては異例の高評価を得て、ニューヨーク・タイムス紙のベストセラーとなる。 アジェイ=ブレニヤーは一躍、文壇の新星となり、作は世界各国で翻訳出版された。当人はテレビの高視聴率トーク番組も含む多数のメディアの取材を受け、収録作品の一つは映画化が決定している。 このアジェイ=ブレニヤーにインタビューする機会を得た。 日にもある黒人差別 ナナ・クワメ・アジェイ=ブレニヤー(以下、ナナ)の書く物語は「人種問題」「ディストピア」「家族」を核とする。作風はダーク、シュールと形容されるが、行間からは体温のある生身の人間と、彼らが紡ぎ出す家族

    アメリカの人種問題を描いたベストセラー『フライデー・ブラック』著者インタビュー 〜ナナ・クワメ・アジェイ=ブレニヤー - wezzy|ウェジー
  • 「トランプ支持者の白人労働者」について書かれた本をまとめて読んでみて… - 道徳的動物日記

    ヒルビリー・エレジー~アメリカの繁栄から取り残された白人たち~ 作者:J・D・ヴァンス 発売日: 2017/03/24 メディア: Kindle版 新たなマイノリティの誕生―声を奪われた白人労働者たち 作者:ジャスティン・ゲスト 発売日: 2019/05/31 メディア: 単行 壁の向こうの住人たち――アメリカの右派を覆う怒りと嘆き 作者:A.R.ホックシールド 発売日: 2018/10/26 メディア: 単行(ソフトカバー) アメリカを動かす『ホワイト・ワーキング・クラス』という人々 世界に吹き荒れるポピュリズムを支える“真・中間層”の実体 作者:ジョーン・C・ウィリアムズ 発売日: 2017/08/25 メディア: 単行 ↑ 世間ではブラック・ライヴズ・マターが話題だが、あえてこのご時世に、ひと昔前に邦訳された「トランプを支持した白人労働者の問題とはなにか、彼らはどんな特性や性質

    「トランプ支持者の白人労働者」について書かれた本をまとめて読んでみて… - 道徳的動物日記
  • 0793 夜 | 松岡正剛の千夜千冊

    黒い皮膚・白い仮面 フランツ・ファノン みすず書房 1969・1998 Frantz Fanon Peau Noire , Masques Blanc 1951 [訳]海老坂武・加藤晴久 「黒人はその黒さの中に閉じこめられている。白人はその白さの中に閉じこめられている」。「ニグロは存在しない。白人も同様に存在しない」。「白い世界はない。白い倫理はない。ましてや白い知性はない」。 こんな激越なマニフェストが連発できる黒人はいなかった。自分で自分をニグロという黒人もいなかった。フランツ・ファノンが出現するまでは――。この言葉がどれほど激越なものであるかは、日人が「黄色人種宣言」をしたことなど、かつて一度もなかったであろうことをおもえば、想像がつく。 「ニグロは自由の値を知らない。なぜならニグロは自由のために戦ったことがないからである」。この言葉の「ニグロ」を「日人」におきかえれば、どうか。

    0793 夜 | 松岡正剛の千夜千冊
  • ブレイディみかこ「多様性はややこしい。でも楽ばかりしてると無知になる」:朝日新聞GLOBE+

    とがったパンクな文体で、腐った政治を撃つ、豪速球投手である。と思えば、ユーモアと繊細さをマジックのごとくブレンドさせた、変化球の人。ブレイディみかこさんは、いま最も期待される書き手の一人に違いないだろう。話題の最新作『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』(新潮社)は、英国の公立中学に通う一人息子の葛藤と成長を描く。一時帰国を機に、EU離脱をめぐり紛糾する英国の足元、日社会が問われているもの、そして女性たちへのメッセージを語ってもらった。(文:朝日新聞論説委員・藤生京子、写真:家老芳美) ■「元・最底辺校」で起きるドタバタ ――一気に読みました。英国社会の荒廃を無料託児所などの光景から浮き彫りにしたルポや、政府の緊縮財政の愚を指弾する時評とは、ずいぶん雰囲気が違う気がします。 そうかもしれません。英国で周囲にいる人々や出会った人々を観察して書くのでなく、いままさに私自身の現場である

    ブレイディみかこ「多様性はややこしい。でも楽ばかりしてると無知になる」:朝日新聞GLOBE+
  • 近未来のアルゴリズムのボスからは〈クビ〉ではなく〈出禁〉にされる!──『ウーバーランド』池田純一書評

  • 反知性主義1: ホフスタッター『アメリカの反知性主義』 知識人とは何かを切実に考えた名著 - 山形浩生の「経済のトリセツ」

    はじめに 反知性主義をめぐるを3冊読んだので、その話をちょっと書こう。なぜそんなものを読もうと思ったかというと、『現代思想』の「反知性主義特集」に対するアマゾンのレビューがぼくのツイッターでちょっと話題になっていたからだ。 「彼らは反知性主義だ」と規定する知性は知性主義的なのか? ぼくはこの特集を読んでいないし、読むつもりもない。が、このレビューの主張はよくわかると同時に、この特集のスタンスについて疑問が湧いてきた。 というのも、このレビューを信じるなら、この特集での「反知性主義」というのは、「自分とちがう考え」のことらしく(たとえば原発推進とか安部政権評価とか)、そしてそれを「反知性主義」と呼ぶのは、要するに「バーカ」というのをご立派に言い換えているだけらしいからだ。 さて、まずぼくはこの手の言い換えが嫌いだ。ぼくはしばしば、バカをバカとはっきり言うので、性格が悪いとか下品とか言われる

    反知性主義1: ホフスタッター『アメリカの反知性主義』 知識人とは何かを切実に考えた名著 - 山形浩生の「経済のトリセツ」
  • 『「日本の伝統」の正体』著者インタビュー - HONZ

    去る1月中旬、こんなメールが筆者のもとに届いた。「追加取材をしませんか」 柏書房の編集部からのものだった。文面によれば、筆者が年初にHONZで書いた『「日の伝統」の正体』(藤井青銅/柏書房)のレビューを皮切りに、正月中にAmazonは在庫切れ、紀伊国屋新宿店では完売、記事を見た他書店からも追加注文がぞくぞくと入ってきている……という状態だったそうだ。SNSを中心にびっくりするくらい拡散されていたのは気づいていたが、こうして実際に売れ行きが好調だと聞くと、レビュアーとしては嬉しいばかりだ。 それはともかく、初詣や恵方巻き、平安神宮の歴史が実は長くないという事実を含め、「日の伝統」と聞いて、なんとなくモヤモヤした思いや感情を持っている人がそれなりにいることも反響を見ながら感じていた。そんなわけで、柏書房に赴き、著者の藤井青銅さんにインタビューを行った。作家・脚家・放送作家とマルチに活躍

    『「日本の伝統」の正体』著者インタビュー - HONZ