ナチスの思想を礼賛する行為が法律で禁止されているドイツで、中国人の観光客2人が腕を高く伸ばすナチス式の敬礼をしながら記念撮影をしていたとして、警察に拘束されました。 現地の警察によりますと2人は、ベルリン中心部にある連邦議会議事堂の前で、腕を高く伸ばすナチス式の敬礼をしながらスマートフォンで互いに記念撮影をしていたところを、パトロール中の警察官に見つかり5日、拘束されたということです。 ドイツでは戦時中の反省にたち、ナチス式の敬礼などナチスの思想の礼賛につながる一切の行為が法律で禁止されていて、2人はこの法律に違反した疑いが持たれています。 2人は保釈金500ユーロ(日本円でおよそ6万5000円)をそれぞれ納めて保釈されたということです。