「放課後、帰宅中の児童らが、彼等の近くを歩いていた障害者の方の歩き方を真似して笑っていた、これは如何なものか、学校できちんと指導してほしい」 という内容の電話が学校にあったらしい。 昨今は悪戯な子ども達のしたことを大人がその場で叱って諭すとうっかり「声かけ事案」として警察署に通報されてしまいかねない。電話の方はそれを知っていて直接注意をせず、小学校の方に注意の電話を入れるという判断をされたのだろう。 それで朝、登校から1時間目の隙間の時間に「自分とはやや異なる体を持っているとか、違う動き方をする人のことを真似したり、嗤うなどすることはヘイトである、恥ずべき行為である」という内容を優しくかみ砕いた言葉が教室にあるモニターを通して全校児童に語られた。それはしてはいけないことなんです、そしてこのことを今からクラスでよく話し合いましょう。 でも教室の前に設置された50インチのモニターに、いつもその