中国北京市の天安門に車が突っ込んで炎上し、実行犯三人を含む五人が死亡、四十人超が負傷した事件から二十八日で一カ月。中国政府は「新疆ウイグル自治区の独立活動組織によるテロ」とみなして締め付けを強化し、ウイグル族の多い自治区南部では事件後、往来が厳しく制限され、宗教や生活習慣を無視した抑圧政策が続いていた。(新疆ウイグル自治区カシュガルで、今村太郎、写真も) 突入した車に乗っていた三人の出身地であるカシュガル市郊外のアクト地区。カシュガルの空港から続いた当局の尾行を振り払い、検問を避けながら地区に入ったが、中心部の手前で検問に引っ掛かった。小銃を持った武装警官に促され、有刺鉄線で囲まれた検問所の一室に入った。所持品や身分証のチェックを済ませた警官は「現地住民以外は入れない」と告げてきた。 習近平指導部は事件後、自治区幹部を更迭して引き締めを図ったほか、強大な権力でテロ対策など治安を統括するとみ
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