素顔は知的な戦略家=「狂犬」米国防長官 米海兵隊時代のマティス国防長官=2001年11月、アラビア海の米艦上(EPA=時事) 【ソウル時事】初外遊の日韓歴訪を開始したジェームズ・マティス米国防長官(66)は、アフガニスタン戦争やイラク戦争で実戦を指揮し、「狂犬」の異名で知られる一方、「国防総省随一の戦略家」とも評される。ティラーソン国務長官は外交経験がないことから、海兵隊出身で日米同盟の重要性を理解するマティス氏が、対日関係を含むアジア太平洋政策を主導していく可能性もある。 〔写真特集〕トランプ氏のキーパーソンたち マティス氏は2004年のイラク中部ファルージャ制圧作戦で中心的役割を果たすなど実戦経験が豊富で、中東などを管轄する中央軍司令官に上り詰めた。「アフガンでベールを着用しない女性に暴力を振るう連中を撃つのは楽しい」と発言し、物議を醸したこともある。 しかし、中央軍司令官時代に随