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ブックマーク / ikedanobuo.livedoor.biz (12)

  • 韓国はなぜ民度が低いのか : 池田信夫 blog

    2014年06月09日00:11 カテゴリ科学/文化 韓国はなぜ民度が低いのか 今週のメルマガでもちょっと書いたが、日人と韓国人は遺伝的にも地理的にもほとんど同じなのに、極端に国民性が違うのはなぜだろうか。それは先日も紹介した不完備契約理論で説明できる。 中国は絶対王制のようにみえるが、科挙で選ばれた官僚(士大夫)は10万人に1人ぐらいの「超小さな政府」である。中国のように広大な領土と膨大な人口を西洋近代のような立憲主義で統治したら、議会や司法機関にかかるコストは何百倍も必要になる。つまり『「日史」の終わり』でも書いたように、中国の王朝は戦争を抑止する機能に特化した(ノージックとは違う意味の)最小国家なのだ。 ここで王朝を安定させているのは、露骨な暴力ではない。中国の隅々まで暴力支配したら、とんでもないコストがかかる。その権力の源泉は情報の独占だった。科挙の競争率は3000倍ともいわれ

    韓国はなぜ民度が低いのか : 池田信夫 blog
  • 理研の「STAP細胞調査報告書」を読む : 池田信夫 blog

    2014年04月02日23:55 カテゴリテクニカル 理研の「STAP細胞調査報告書」を読む 小保方氏が不服申し立てする予想外の展開になったので、理研の「研究論文の疑義に関する調査報告書」を読んでみたが、疑惑が解明されたとは到底いえない。ここで研究不正があったと結論した2点について、小保方氏の弁護士はこう反論している。レーン3の挿入について:Figure1iから得られる結果は,元データをそのまま掲載した場合に得られる結果と何も変わりません。そもそも,改ざんをするメリットは何もなく,改ざんの意図を持って,Figure1iを作成する必要は全くありませんでした。見やすい写真を示したいという考えからFigure1iを掲載したにすぎません。 これに対して調査報告書は、このレーン3が単純に挿入されたものではなく、STAP細胞(4、5)のTCR再構成をきれいに見せるために画像を1.6倍に引き伸ばすなどの

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  • 法は復讐のためのコミットメント装置 : 池田信夫 blog

    2011年12月01日10:49 カテゴリ 法は復讐のためのコミットメント装置 日では、経済学者と法学者の話は噛み合わないことが多い。経済学者が英米系の新古典派の影響を受けているのに対して、法律家は日弁連のようなゴリゴリの実定法主義(legal positivism)で法解釈学に終始し、市場経済を無視した「正義」を主張することが多いからだ。著者リチャード・ポズナーはおそらく世界でもっとも影響力のある法律家だが、日ではほとんど知られていない。彼の代表するコモンローの伝統が日にはないためだ。「法と文学」というのは奇妙な組み合わせにみえるかもしれないが、これは「実定法の条文を金科玉条とするのではなく、それを一種の文学と考えて、その背後にある意図を読み取る」という意味である。 たとえば著者は、オリバー・ウェンデル・ホームズにならって、法の起源は復讐にあるという。社会のルールに違反した者に復

    法は復讐のためのコミットメント装置 : 池田信夫 blog
  • 福島第一原発事故は「人災」だったのか : 池田信夫 blog

    2014年02月05日12:35 カテゴリエネルギー 福島第一原発事故は「人災」だったのか きのう放送された文化放送オトナカレッジスペシャル「田原総一朗のオフレコ!」では、2時間にわたって畑村洋太郎氏(元政府事故調委員長)の話を聞いた。「取材は断ってきたが、これだけは言っておきたい」という話はとても興味深く、貴重な教訓だと思うのでメモしておこう(前半1時間はニコニコ動画で聞ける)。 田原氏の「福島事故は天災か人災か」という質問に対して、畑村氏は「あれを人災と考えたとき、問題の質が見失われた」と答えた。「人々はどこかに悪いやつがいると考え、犯人を見つけたら安心するが、最大の失敗は1000年に1度の大震災を想定外にしたこと。そもそも問題が存在しなかったのだから、誰が間違えたとか誰が悪いとか議論しても意味がない」。彼が事故調の報告書の最後で書いた教訓のうち、もっとも重要なのは次の2つだという。

    福島第一原発事故は「人災」だったのか : 池田信夫 blog
    Blue-Period
    Blue-Period 2014/02/05
    『役所は、いったん起こった事故と同じタイプの事故の再発を防ごうと、何重にも防水工事』『大事なのは、まだ誰も想定していない事故を想定すること』『直下型地震かもしれないし、老朽火力の事故による大停電かも』
  • Gmailの振り込め詐欺にご注意 : 池田信夫 blog

    2012年10月03日18:47 カテゴリその他 Gmailの振り込め詐欺にご注意 けさ8:50ごろ、私のメールアドレスikedanob@gmail.comから、多数のみなさんに偽メールが届いたようです。それに返信すると、次のようなメールが届きます。このhotmailアカウントは私のものではないが、最初のGmailアカウントは私のものです。From: IKEDA Nobuo <ikedanob@hotmail.com> To: **** Subject: RE: Hello [...] I misplaced my wallet on my way back to the hotel and right now all my credit cards and money are gone. Am sending you this message to inform you that am

    Gmailの振り込め詐欺にご注意 : 池田信夫 blog
    Blue-Period
    Blue-Period 2012/10/03
    『Gmailのパスワードを知らせたことはないのですが、ツイッターと共通にしていた』『かなりあやしげなアプリも含めて20ぐらい使っていた』『これはツイッターのセキュリティホールなので改善を求めたい。』
  • 橋下徹氏への反論 : 池田信夫 blog

    2012年04月08日11:35 カテゴリ法/政治 橋下徹氏への反論 きのうの記事に、橋下市長から直接、反論をいただいた。たくさんのツイートにわかれているが、時系列に並べると、日の識者は行政責任を負う仕事をして、そしてまた研究活動に戻るとか、そのような人材流動が必要だと思う。単なる審議会や委員会ではダメだ。で、朝から何をぶつぶつ言っているかと言うと、池田信夫氏にはがっかりした。この人も普通のモノ知りレベルだった。 何よりも、細かな知識を述べるだけで、事の質を突いていない。これは行政をやったことがないからでしょう。例えば消費税は20%にする必要があると述べられていますが、今の日の統治機構のままで消費税を20%も上げれば、どれだけ無駄遣いが生じるか、改革は完全にストップです。 池田氏は政治のプロセスを全くご存じないようだ。消費税20%と言うのは簡単だが、じゃあどうやって実現するか。今の5

    橋下徹氏への反論 : 池田信夫 blog
    Blue-Period
    Blue-Period 2012/04/08
    よくわからんけど、移行期のシナリオはどこかで述べられていたっけ<『この点は橋下氏と意見はそう違わないと思う。彼が積立方式を主張しているほとんど唯一の政治家である点は評価している』
  • Winny事件で日本が失ったもの : 池田信夫 blog

    2011年12月21日07:39 カテゴリIT Winny事件で日が失ったもの 最高裁で、Winnyの金子勇氏の無罪が確定した。彼には情報通信政策フォーラムでも話してもらったが、ここに至るまでの7年は長すぎた。日のP2P技術は、もう壊滅してしまった。 書を読めばわかるように、Winnyはクラウド・コンピューティングの先駆だった。転送するファイルを途中のノードに蓄積して負荷を分散する技術は、その後の海外のP2Pクライアントにも使われ、SkypeはP2Pによって低価格の電話を実現した。 しかし京都府警は世界で初めてソフトウェア開発者を逮捕し、日からP2Pソフトウェアは姿を消した。Lessigも「日の先進的なブロードバンド産業を萎縮させる」と懸念していたが、日からは検索エンジンも音楽配信システムもなくなった。他方で開発者がコントロールできなくなったため、Winnyを使った海賊行為や

    Winny事件で日本が失ったもの : 池田信夫 blog
    Blue-Period
    Blue-Period 2011/12/21
    『Winnyはクラウド・コンピューティングの先駆だった。転送するファイルを途中のノードに蓄積して負荷を分散する技術は、その後の海外のP2Pクライアントにも使われ、SkypeはP2Pによって低価格の電話を実現した。』
  • 主食をやめると健康になる : 池田信夫 blog

    2011年12月17日12:41 カテゴリをやめると健康になる 3ヶ月ぐらい前に、健康診断で「血糖値が高い」といわれた。ウェブで調べると糖質ダイエットというのが評判なので、やってみた。結果は、3ヶ月で血糖値(ヘモグロビンA1C)は1割以上さがり、体重も3㎏近く減った。これはあまり厳格にやらなかったためで、徹底して糖質ゼロにすれば10kgぐらい体重が減った人もいるようだ。 血糖値が高くなったとき、医者は「甘いものをやめるのは意味がない。余分なカロリーが血糖になるので、カロリー摂取量を減らすことが大事だ」とよくいう。これが標準的な学説らしいが、書は臨床的な経験から、むしろ糖分(炭水化物)の摂取を減らすことが糖尿病にもダイエットにも効果があるという。 この原因を著者はブドウ糖スパイクと呼んでいる。糖質は血中で血糖に変わるが、これが増えると膵臓からインシュリンが分泌され、血糖をエネルギー

    主食をやめると健康になる : 池田信夫 blog
  • 日本人はなぜリスクをゼロにしようとするのか : 池田信夫 blog

    2010年08月20日16:56 カテゴリ科学/文化人はなぜリスクをゼロにしようとするのか 佐々木俊尚氏がツイッターでこういう疑問を出している:よく言われることだけど、日は「リスクはゼロにすべき」と思ってる人がやたらと多く、リスクマネジメント(リスクを減らすコストとリスクが生むコストを天秤にかける)の意識が欠如している。なぜそういう思考にいかないのか。日人の民族性となんか関係があるんだろうか。これは私もブログ記事で書いたことがある。行動経済学の実験によれば、必ずしも日人がリスク回避的とはいえないようだが、資産構成をみるかぎり先進国では群を抜いてリスク回避的だ。その理由は(前の記事でも書いたが)組織内のコーディネーション様式と関連していると思う。次のような状況を考えよう:2機の戦闘機が同時に敵艦を攻撃する。2機で攻撃すると撃沈できるが、1機だけだと撃墜されてしまうとする。ここで一

    日本人はなぜリスクをゼロにしようとするのか : 池田信夫 blog
  • 勝間和代氏のためのマクロ経済学入門 : 池田信夫 blog

    2009年11月07日10:53 カテゴリ経済 勝間和代氏のためのマクロ経済学入門 菅直人副総理(国家戦略室担当)に対して、勝間和代氏が「まず、デフレを止めよう」と題したプレゼンテーションを行なったようだ。その内容は出来の悪い学生の答案みたいな感じだが、これが国家戦略に影響を及ぼすとなると放置できないので、少しコメントしておこう。 まず勝間氏は「日はデフレスパイラルの真只中にあることを再認識して下さい」(p.2)と題してグラフを出し、「※OECD定義によれば、「デフレ」と「デフレスパイラル」は同義です」と書いている。このOECDの定義とは何を意味するのか不明だが、たとえばOECDが財務省に行なった説明では、Persistent deflation may degenerate into a deflationary spiral of falling prices, output, pr

    勝間和代氏のためのマクロ経済学入門 : 池田信夫 blog
  • 池田信夫 blog:「隣の芝生」バイアス

    「隣の芝生」バイアス ロゴフは「2%程度のインフレが望ましい」と書いているが、それが可能だとは書いていない。今回の金融危機で欧米各国の中央銀行はバランスシートを2倍以上にふくらませる極端な金融緩和を行なったが、デフレ状態のままだ。 ところが日銀の実務を知らないアマチュア経済学者に限って、日銀が大不況を一挙に解決できるかのような幻想を振りまく。他方、日銀は逆に「日銀は実体経済にあわせて受動的に金融調節をしているだけで、金融政策でできることは限られている」という。公平にみて、前者がナンセンスであることは明白だが、90年代前半の日銀にも逆のバイアスがあった。日銀にいる私の友人は、いくら利下げをしても不良企業を淘汰しないかぎり経済は回復しないと言っていた。 同様の現象はいろんな業界にあって、政治家や官僚はマスコミの影響力を「第一権力」として過大評価するのだが、マスコミの側は自分たちはただのサラ

  • 池田信夫 blog:行政刷新会議の「無駄取り」という無駄

    行政刷新会議の「無駄取り」という無駄 きのうのアゴラ起業塾では、民主党の藤末健三氏にきびしい注文がついたが、中でも秀逸だったのは、郵政省の元高官の「あの行政刷新会議というのは何をやっているのか」という質問だった。「何が無駄かという基準がなければ、無駄をなくすことはできない。その基準を決める国家戦略室が開店休業状態なのに、誰がどういう基準で無駄と判断するのか。これはコンピュータでいえば、設計が決まってないのにデバッグをやるようなものだ」。 藤末氏も、戦略室が機能してないことは認めた。これは来は財務省主計局に代わって各省庁の司令塔となるはずだったが、藤井財務相が「予算編成はわれわれの仕事だ」と反発したため、概算要求にも戦略室はまったく関与できず、菅直人氏は概算要求が締め切られた日の夜のNHKの番組で、「私も数字の中身はまだ見てない」と言っていた。戦略室は今のところ法的根拠のない暫定的な組織

    Blue-Period
    Blue-Period 2009/10/24
    まぁ、設計が決まってなくても明らかなバグはあるけどな。。。>『これはコンピュータでいえば、設計が決まってないのにデバッグをやるようなものだ』
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