尿のpHに関して、リン酸カルシウム結晶およびリン酸アンモニウムマグネシウム結晶はアルカリ性、尿酸結晶およびシュウ酸カルシウム結晶は酸性に多く出現している[6]。 症状[編集] 尿路結石で痛みを感じる部位(黒く着色した箇所) 腎臓、尿管、膀胱、尿道に出来やすく、中年男性に多い。腎臓結石と尿管結石を「上部尿路結石」、膀胱結石と前立腺結石を「下部尿路結石」といい、日本人の場合上部尿路結石が96%を占める。日本人の生涯罹患率は15%程度である。男性の好発期は50歳代、女性は閉経後に多く発症し、60歳代が多い。 また、7~9月に疝痛発作が増加する[7][8][4]。 しばしば激痛の発作を伴い、結石の疝痛は「痛みの王様(king of pain)」「結石の痛みはお産の次に痛い」[4]と言われるくらいに激烈である。腰周辺やわき腹、背中側あたりに感じられ、倒れこんだり、まれに失神する患者がいるほどの痛みで