JR東海の2018年春季労使交渉が15日、決着し、前年を300円上回る1300円のベースアップ(ベア)を決めた。夏季手当は前年並みの3.05カ月分で決着した。最大労組のJR東海ユニオン
中央線の新宿-松本間を走る特急「スーパーあずさ」の車両として、長年親しまれた「E351系」が、17日のダイヤ改正で定期運行を終える。平成5年12月から四半世紀近くの間、慣れ親しまれてきた車両だけに、引退を惜しむ声は引きも切らない。16日はラストランを見届けるため、大勢の鉄道ファンらが駅のホームに殺到することが予想される。(三宅真太郎) 解体「寂しい」 運行終了を翌日に控えた15日午前11時過ぎ、JR松本駅の3番線ホームには、発車を待つ「スーパーあずさ14号」の姿があった。昨年12月に導入された新型車両「E353系」にも継承された伝統の紫色「あずさバイオレット」がまぶしい。ホームには、鉄道ファンらが集まり、熱心にシャッターを切っていた。 東京都内の大学に通う丸山晃平さん(20)は、あえて北陸新幹線に乗らず松本経由で東京に戻ることにした。「役目を終えたら解体されると聞いている。寂しいです」と話
三陸鉄道の南、北両リアス線に14日、来年のラグビーワールドカップ(W杯)のラッピング列車が登場した。来年3月まで各1両を運行する。 側面に釜石市での試合日程を大きく記載。南リアス線釜石駅で行った出発式では、ゆるキャラの「うにっち」や「かまりん」らがにぎやかに見送った。 くしくもこの日はW杯開幕まで555日の節目。盛り上げムードをグイッとけん引、大会成功へ「ゴーゴーゴー!」と春の三陸路を駆け抜ける。
JR東日本は、1970年代の旧国鉄時代に特急用車両として製造された「189系」の全編成を引退させ、廃車にする方針を明らかにした。現在3編成(1編成6両)あり、うち2編成が4月に引退予定で、残る1編成も数年以内に運転を終える見通し。国鉄特急の雰囲気を醸す車両として鉄道ファンや中高年層からの人気が高く、全て姿を消すことに惜しむ声が出そうだ。 189系は、旧信越線横川(群馬県)-軽井沢(長野県)の急勾配を通る際、補助する電気機関車と連結して運転できるように設計された。北陸新幹線の部分開業で平成9年に廃止されるまで上野(東京都)-長野などを結んだ特急「あさま」や、新宿-松本(長野県)を走る中央線の特急「あずさ」などに使われた。 運転台を高い位置に設けた先頭車両が特徴で、近年は主に臨時列車として運行。JR東日本の幹部は引退・廃車の理由を「古くなり、利用客を満足させる車内空間を提供するのが難しくなって
JR東海は14日、リニア中央新幹線「南アルプストンネル」の山梨工区で、完成後使用する本線(約7・7キロ)の掘削工事を開始したと明らかにした。 大成建設、佐藤工業、銭高組の共同事業。完成は当初計画通り、平成37年10月の予定という。 リニア建設工事では、大成建設などゼネコン大手4社による談合事件で、東京地検特捜部が本格的な捜査を進めている。 JR東海は捜査による南アルプストンネル工事への影響について、「工事契約は維持されている。影響はないとみている」(広報室)としている。 山梨工区は最深部では地下1千メートルに達するなど、難工事が予想されている。 JR東海は昨年8月、本線トンネル工事の機材搬入や掘削土搬出などに用いる「早川非常口」を完成させるなど、本線掘削の準備を進めていた。
まぶしい「ミナミ」のにぎわい 平成15年10月7日は南海電気鉄道の山中諄(まこと)相談役(75)にとって忘れられない日という。大阪球場跡に建設された大型複合施設「なんばパークス」がオープンする日。それを待つ人々の数は7千人にも達した。「全国から人が来てくれた」。13年から社長を務め、迎えた晴れの日。会社の本拠地といえる「ミナミ」のにぎわいは、まぶしいばかりの光景だった。 パークスは19年にも規模を拡大して第2期がオープン。大阪のメインストリートの御堂筋は、パークス前の「パークス通り」につながり、南へ延伸。ミナミの新名所となり、順調に客足を伸ばしている。 今秋には難波駅に隣接する地上30階建ての複合ビル「なんばスカイオ」が完成。オフィスのほか、外国人が医療サービス目的に訪れる「医療ツーリズム」の拠点を設ける。新しい人の流れが生まれそうだ。 世界の玄関口になった「ミナミ」 「ミナミ」を強く意識
胸に「大阪メトロ」ロゴマークのバッジをつけ、インタビューに答える吉村洋文市長=大阪市役所(奥清博撮影) 大阪市営地下鉄が4月1日から民営化され、運営が新会社「大阪市高速電気軌道」(愛称・Osaka Metro=オオサカ メトロ)に引き継がれるのを前に吉村洋文市長が産経新聞の単独インタビューに応じ、大阪誘致を目指す国際博覧会(万博)が開催される2025(平成37)年をめどに「地下鉄空間を一新し、楽しくわくわくするような空間にしてほしい」と期待を述べた。 ■調査2000人「便利だけど、無機質で暗い」 オオサカメトロは、JRを除けば、鉄道部門の収益や輸送人員で関西最大規模の巨大鉄道会社となる。民間会社となったことで、これまで鉄道事業に限られていた経営が柔軟になり、不動産やホテル経営など新規事業に乗り出すことが検討されている。 14日に行ったインタビューで吉村市長は、新たに展開する事業の一つとして
JR東海は14日、リニア中央新幹線の南アルプストンネル(25キロ)で、リニアが通る本線トンネルの掘削工事を開始した。 本線トンネルの掘削を開始したのはリニア全線で初めて。 発表によると、掘削を始めたのは、山梨、静岡、長野県にまたがる南アルプストンネルのうち、地表から深さ約700メートルの山梨工区(7・7キロ)。掘削は名古屋方面に向かって始まった。 山梨工区では2016年10月、作業用トンネルの工事を開始。本線トンネルの工事のために、重機の設置や地質の安全確認などを進めていた。JR東海は、27年にリニアの東京―名古屋間(285キロ)の開業を目指している。 南アルプストンネルは、複雑な地層や水圧の高い地下水などの危険があるため、最難関の工事とされている。JR東海は「安全と環境に配慮して着実に作業を進めていく」としている。
新幹線が巨大ロボットに変形し、怪物に立ち向かう1月からのテレビアニメ「新幹線変形ロボ シンカリオン」が好評だ。実在の「はやぶさ」や「こだま」などが実はロボットで、鉄道博物館の地下が秘密基地-などの設定が話題を呼んでいる。 現在、JR東日本などの新幹線が登場し、名前はE5系、E6系など実際の形式番号が付けられている。ICカードによる起動や運転席を模した操縦室などリアルな描写も人気の理由。秘密基地として登場する京都鉄道博物館(京都市)では3月31日、4月1日、5月5、6日に記念撮影イベントが開かれる。 一方で実際の新幹線は、昨年12月にJR西の「のぞみ34号」の台車が破断寸前のまま運行を続けた問題が発覚し、信頼回復の途上にある。巨大な敵と戦う新幹線もかっこいいが、最大の使命はやっぱり乗客の安全と安心ですね、JRさん!(小西隆久)
合志市は14日、御代志地区で進める土地区画整理事業の計画案の概要を明らかにした。熊本電鉄の発着点である御代志駅は、駅前広場を広く確保するために移設。広場の面積は約7500平方メートルとなり、今の3倍以上の広さになる。 市議会全員協議会で説明した。 市は駅一帯の約48・7ヘクタールについて市街化調整区域から市街化区域に編入するよう県に要請中。編入後は、熊本再春荘病院や熊本高専熊本キャンパスなどを除く18・1ヘクタールで土地区画整理事業を実施する。今後、地権者約100人と協議する。 市によると、駅の移設先は現在地の約200メートル南。土地が入手しやすいほか、国道387号から約70メートル離れることによってバスの転回が可能になる。広場にはバスやタクシーの乗降場、駐車場などを整備。広場の周辺では民間の商業施設や集合住宅の誘致を検討する。 事業と並行し、駅周辺の市道を整備。国道387号を通るクランク
JR東海が17日に行うダイヤ改正に伴い、長年にわたり小田急新宿―御殿場間をつないできた特急「あさぎり」が名前を変え、「ふじさん」として新たなスタートを切る。発着する御殿場駅周辺や近隣自治体は、改名を「首都圏から観光客を呼び込む好機」と前向きに捉えている。 「あさぎり」は国鉄時代から続く列車で、富士山麓の朝霧高原(富士宮市)から名付けられた。元乗務員の松永貴久運転総括助役(45)=沼津運輸区=は「春には桜のトンネルができ、御殿場に近づくと目の前に富士山が広がる。車窓が美しい列車」と語る。ゴルフバッグを抱えた乗客も目立ち、観光客が多く利用している。 一方で、名前に関しては「朝霧高原に行くと思われる」といった意見が御殿場市民から出ていた。御殿場線沿線自治体でつくる組織も、過去に改名を要望している。JR東海は今回の改名で、利用客に富士山方面へアクセスする列車だということを分かりやすくしたと説明する
料金改定について 2023年11月より料金が改定されました。 料金改定の同意からお手続きをお願いします。
コンテンツブロックが有効であることを検知しました。 このサイトを利用するには、コンテンツブロック機能(広告ブロック機能を持つ拡張機能等)を無効にしてページを再読み込みしてください。 ✕
Javascript is required. Please enable javascript before you are allowed to see this page.
岡山県を中心にバス事業などを展開する両備ホールディングス(HD、岡山市)が、グループ2社が運行する約4割のバス路線の廃止届を提出した問題で、小嶋光信会長は14日、市内で記者会見し、今週中にも廃止届を取り下げると発表した。自治体との協議会が開かれることが決まり「利用者の不安を早期に解消したい」と説明した。 同日、廃止路線の対象となる岡山市や倉敷市など県内の4市長が「市民の足が失われる」として小嶋会長に廃止届の撤回を要請。同日までに石井啓一国土交通相が問題解決への協力について言及したことや、4市の連携が確認できたことなどから撤回を決断した。 小嶋会長と会見した大森雅夫岡山市長は「非常にほっとした」とする一方、小嶋会長が廃止届を「問題提起のためにあえて出した」としていたことに「市民に不安を与える」と指摘した。 両備HDは、規制緩和に伴う新規事業者の参入で大幅な減収になり、赤字路線の維持が難しくな
岡山県を中心にバス事業などを営む両備グループは14日、国土交通省に届け出ていた傘下2社の赤字31路線の廃止届を取り下げると発表した。利用者への影響などを考慮したという。 グループの小嶋光信代表は同日、廃止予定だったバス路線が走る岡山、倉敷、玉野、瀬戸内の4市長と会談。4市長は廃止届の撤回を申し入れた。この後、小嶋代表が4市長と会見し、「国の理解や、地域公共交通の維持に向けて努力するという4市の意向も確認できた」などと取り下げを表明。「地域の皆さんに心配や不安を与えたことをおわびしたい。国にも公共交通について規制緩和の競争と路線維持が両立しえないということを理解してもらえたと思う」と語った。 大森雅夫・岡山市長は「人口減少の中で公共交通をどうしていくか模索・研究していかなければならない」と述べ、地域公共交通活性化再生法に基づく法定協議会を発足し、市全体の交通網を話し合う方針を示した。他の3市
神戸電鉄は14日、2005年3月から営業を休止していた有馬線「菊水山駅」(神戸市北区)を23日に廃止すると発表した。営業を再開できる乗降客数が見込めないと判断した。同電鉄で駅が廃止になるのは13年2月の「新有馬駅」(同区)以来。 菊水山駅は1940年10月に開業した。当初から無人駅で、鈴蘭台と鵯越駅の間にある。標高173メートルで周囲に民家はなく、近くの菊水山に上るハイカーらに親しまれた。 普通電車の中でも新開地と鈴蘭台・西鈴蘭台駅間を運行する電車のみが停車し、休止前の2004年に実施した平日調査では1日の平均乗降客数は18人だった。 菊水山駅に駅舎はなく、同社は今後、残されたホームの存廃などについて近畿運輸局と協議する。(竹本拓也)
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く