みんなの党所属の衆院議員の柏倉祐司元岡山大医学部特任准教授(45)が2008年に筆頭著者として発表した論文に、改ざんの疑いがあるとの告発があり、大学が外部の有識者を含む委員会で調査を実施していることが6日、大学関係者への取材で分かった。 柏倉氏は事務所を通じて「指摘は承知しているが、事実無根だ。大学が調査中で、結果を待ちたい」とコメントした。 告発したのは岡山大薬学部の元学部長森山芳則教授と、同学部の榎本秀一教授。柏倉氏のほか、医歯薬学総合研究科の男性教授らの論文計約10本に、画像やデータが不正に改ざんされた可能性があると指摘する告発書を大学に提出した。