自民党が夏の参院選に擁立する方向で最終調整している作家の乙武洋匡氏(39)が19日、「政治がベストと判断する時が来れば覚悟をする時が来るのかも知れない」と述べ、出馬への意欲を示した。この日、都内で行われた子育てシンポジウムで講演を行い、同性愛など多様な価値観を認める社会の実現を強く訴えた。 自民党からのラブコールが明らかになって以降、乙武氏が初めて政治家転身の可能性について語った。 「目標は(理想の)社会の実現。メディアでの発言、教育活動がベストとして活動してきた。もし今後、政治という道がベストだと判断する時が来れば、私の中でそういう覚悟をする時が来るのかも知れません。十数年前から一貫して変わることのない思いです」 この日は「イライラしない子育てシンポジウム」で子どもの個性を伸ばす子育てをテーマに講演を行い、3児の父、元教員の立場から持論を展開。女性を中心とした1000人の聴衆に「価