東京電力は福島第1原子力発電所の汚染水対策の一環として、「凍土遮水壁」の工事を2日から開始した。1~4号機を囲むように地中に凍結管を埋め、冷却剤を循環させて土壌を凍らせる。氷の壁をつくって地下水が建屋に流れ込むのを抑えるのが狙いだ。ただ早い段階から有効性などに疑問を投げかける声が出ていた。着工にあたって課題や問題点を改めて指摘したい。土壌を凍らせて汚染水の流れを止める「もともと私は、凍土壁は
![東電、原発に「凍土壁」 寿命わずか7年に疑問の声 編集委員 滝順一 - 日本経済新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/91234b865a4cbccccdd7d2eb7d1448ad4cddf5b2/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Farticle-image-ix.nikkei.com%2Fhttps%253A%252F%252Fimgix-proxy.n8s.jp%252FDSXBZO7237453006062014000001-6.jpg%3Fixlib%3Djs-3.8.0%26auto%3Dformat%252Ccompress%26fit%3Dcrop%26bg%3DFFFFFF%26w%3D1200%26h%3D630%26s%3Debc02fab94e198bcb40e89fec30d7e61)
アジア安全保障会議で安倍晋三首相が基調講演を行う前に資料に目を通す中国全人代外事委員会の溥瑩主任委員。この後の公開討論で「神話」という言葉を使い、安倍氏を糾弾した=5月30日、シンガポール(ロイター) 中国や韓国、北朝鮮は「歴史の背骨」の捏造に膨大なエネルギーを注ぐ。しかし、超弩級の3Dプリンターを開発し“人造背骨”を組み込んだところで、歴史の方で拒否反応を起こす。もっとも、拒否反応で「壊死」した部位(歴史)は直ちに切り取り、人工的に付け替える。事実は関係ない。日本人なら、恥ずかしくてとても口に出せないウソを堂々とつく。例えば、アジア安全保障会議の公開討論が行われた5月30日、安倍晋三首相(59)を批判した中国全国人民代表大会外事委員会・溥(ふ)瑩(えい)主任委員の発言。(SANKEI EXPRESS) 「魚釣島(沖縄県石垣市・尖閣諸島の中国名)問題を拡大し『中国が脅威だ』と言っている。(
デンマーク製薬大手ノボノルディスクには、有望視している中国市場で今後激しい競争にさらされる局面が待ち受けている。同社が手がける糖尿病治療薬「オゼンピック」と肥満症治療薬「ウゴービ」を巡り、中国で少なくとも15種類のジェネリック(後発薬)の臨床試験が行われているというデータがあるからだ。 ワールドcategory米、数年中に戦略核兵器配備拡大の可能性も=政権高官米ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)の高官プラネイ・バディ氏は7日、米国が増大する敵国からの脅威抑止に向け「今後数年以内に、戦略核兵器の配備拡大を余儀なくされる段階に達する可能性がある」という認識を示した。米軍備管理協会での演説で語った。 2024年6月7日ウクライナでの勝利に核兵器使用は不要=プーチン氏ロシアが核使わないとの想定は誤りとプーチン氏、外国メディアと対話
4月、インターネット通販最大手のアマゾンジャパンが酒類の直接販売を始めた。販売ページには、「アサヒスーパードライ」、「キリン一番搾り」、「サントリープレミアムモルツ」など、大手ビールメーカー各社の看板商品のほかに、日本酒、焼酎、ウイスキー、ワインなど様々な酒が並ぶ。 銘柄が非常に多様でかつ、持ち運ぶには重い酒類は、ネット通販が比較的強みを発揮しやすい分野とされる。小売り店舗に比べて郊外の倉庫で豊富な品揃えができ、配送を希望する購入者も多いからだ。ネット通販で圧倒的な存在感を持つアマゾンの直販は、少なからず業界関係者に衝撃を与えた。 「アマゾンは免許をどうしたのか」 だがそのニュースが駆け巡ったのと同時に、酒類販売の業界関係者には1つの疑問も浮かんだ。それは、「アマゾンは免許をどうしたのか」というものだ。 日本国内で酒類を販売するためには、免許が必要なことは多くの方がご存じかと思う。 もう少
日本でも面白ネタをまとめているwebサイトは色々ありますが、いつもクスっと笑えるネタが多くて毎日読んでも飽きませんよね。面白いネタを英語で読んでいるといつのまにか沢山の記事を読んでいて多読ができている、ということも実はよくある話です。そこで今回は、海外で人気の面白くて笑えるネタを集めているサイトをまとめてみました。 笑える面白いネタで英語を勉強できるwebサイト・ブログ7選 1.The Oatmeal 英語のマンガやイラストのジョークを集めたサイトです。ジョークもとてもアメリカ人が好きそうなものが多いので、ギャグセンスの違いなどにも注目するのも面白いかもしれません。1回読んで面白さが分からなければ何度か読み返してみてください。 ・太陽が昼寝をする(=日が暮れる)時にいつも写真を撮られる気持ちを表現したイラスト 2.Engris
生物系の研究室に所属したものならわかると思うが、多くのラボで大なり小なりあの手の異常を経験してるだろう。 自分自身さすがにあそこまで酷いのは見たこと無いが、表に出てこないだけであのレベルは必ずある。 早稲田だからじゃないよ。東大にも京大にも旧帝大地方国立大どこにでもある。バレてないだけで。 だから、小保方はじめあいつらの罪は変わらないが、あいつらだけの問題ではない。構造的な問題が原因だ。 振り返ること1980年代。分子生物学による遺伝子クローニングが技術的に可能になった時代。ハードワークで遺伝子をクローニングすればCellやNatureに載った時代。 アメリカにわたったハードワークだけがとりえの脳なし研究者は華々しい成果をあげて凱旋帰国し、大学院重点化とあいまって次々とアカデミックポジションを獲得していった。 彼らはハードワークこそが研究だと微塵も疑わず科学倫理や科学論理を考慮していない。
6月5日、東京地裁706号法廷。この日、原告側の証人として現われた読売新聞グループ本社会長兼主筆の渡辺恒雄氏(88歳)の姿を見た傍聴人に少なからぬ動揺が拡がった。開廷後、数分遅れて杖をつきながら入廷した渡辺氏は、法廷の入口でよろめき、あやうく転倒しそうになるほど足元がおぼつかない。こけた頬が目立つ不機嫌そうな面持ちで、関係者に椅子を引いてもらってやっと証人席に腰を下ろした。 その後の渡辺氏の挙動に傍聴人は息を飲んだ。法廷の会話が聞き取れないのか、両耳に補聴器を付けようとする。だが、手が震え、何度も機器を床に落としてしまう。そのたびに自分では拾わず、関係者に拾わせる。証人尋問も噛み合わないやりとりが続く。「清武君は私との日常的な会話まですべて録音し、反逆の材料にした。清武君は卑怯」 「二重人格だ」 弁護人の質問を無視し、“暴走”して被告を非難し続ける渡辺氏を、たびたび弁護士が「余計な話をし
今年4月、人気アイドル育成ゲーム『アイドルマスター』の楽曲に合わせて踊る男装の麗人の動画が、突如ネットに出現。あまりにも華麗な姿とキレキレのダンスに、「クオリティが高すぎる!」「かっこいい!」「リアルまこりんだ!(同ゲームに登場する、ボーイッシュなアイドル・菊地真の愛称)」などネットは騒然。動画は5月末時点で30万再生を突破している。 動画の主の名は、彩羽真矢。2004年に宝塚歌劇団に入団。男役として08年まで舞台に立った後、退団。その後はタレント、モデルとして活躍する女優だ。そんな華やかな世界で活躍する彼女は何を思って、「踊ってみた」動画をアップしたのだろうか? 単なる話題作りか。それとも、本物の愛情からなのか――。その真意を尋ねるべく、インタビューを敢行した! 彩羽真矢(以下、彩羽) 以前、サイゾーさんもFLASHゲームとか出されてましたよね? ──(取材に同席していた編集も忘れてた模
「殺人の冤罪で18年ほど刑務所にいたけど、何か聞きたいことある?」想像を絶する海外掲示板のやりとり 冤罪はあってはならないことですが、人間が人間を裁いている限り避けられないのも現実です。 無実の罪でありながら、ニューヨークで起きた殺人の罪で刑務所に18年間服役した男性が、海外掲示板で質問を受け付けていました。 本人からの投稿文は以下のもの。 「1995年に、他の5人と一緒に殺人罪で逮捕された。全員有罪となり、25年〜無期懲役の判決を受けた。全員が最初から無実を主張していたが、僕は1度もあきらめなかった。刑務所の中で自分で調査し、すでに服役をしていた真犯人を見つけることができ、冤罪を証明することができた。 ようやく2年前に、18年の服役をした僕たち6人は釈放された。テレビでも自分のことについてNBCが放送している。 (SNEAK PEEK: 'A Bronx Tale' - NBC News
(英エコノミスト誌 2014年5月24日号) ウラジーミル・プーチン氏は東方に舵を切っている。米国は憂慮すべきなのか? 5月21日、ハラハラするような深夜の瀬戸際外交の末に、中国とロシアは推定4000億ドルの価値がある大規模なガス契約を結んだ。 この合意によって、ロシアの政府系企業ガスプロムは2018年から2048年にかけて、中国国営企業の中国石油天然気集団(CNPC)に毎年最大380億立方メートルの天然ガスを供給することになる。 地域安全保障サミットや上海沖での共同軍事演習も行われたロシアのウラジーミル・プーチン大統領の2日間の中国訪問は、このガス契約をもって締めくくられた。 プーチン氏は今回の契約を、ロシアのガス産業史上で最大規模と呼んだ。だが、この契約はロシアのガス産業を下支えする地政学にとっても意義があった。 大規模ガス契約の意義 10年に及ぶ交渉を経て、今、合意に至ったのは決して
(英エコノミスト誌 2014年5月10日号) ウクライナ問題を巡るロシア大統領の予想外の譲歩は、大統領がウクライナで欲しいと思っていたものの大半を既に手に入れたという事実を反映している。 サスペンススリラーでは、タイミングがすべてだ。緊張感が高まり、音楽がどんどん大きくなり、最悪の事態が迫り来る――そして突然、緊張から解放される。 5月7日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、そんな瞬間を演出した。対立を煽り、極限まで緊張を高め、侵攻すると脅した末に、潔く譲歩したのだ。 ウクライナ東部地域の独立を問う非合法な住民投票は延期されるかもしれないし*1、5月25日に予定されている大統領選挙は実施されるかもしれない。そしてロシアは、ウクライナとの国境近くに配備していた軍隊を撤収することになるだろう。 情報戦争に勝ちつつあるプーチン大統領 プーチン氏は、望んだものをほとんど手にした。クリミア併合
2014年6月4日、韓国で統一地方選挙が実施された。朴槿恵(パク・クネ=1952年生)大統領が就任してから1年3カ月あまりで初めての大型選挙だった。4月16日に「セウォル号」沈没事故が起き、その収拾作業に不手際が目立ったことなどで、一時は与党惨敗の声も出ていたが、ふたを開ければ与党は善戦した。選挙最終盤で、保守層の結集があったというのが専門家の見方だ。 韓国の地方選挙は、ソウル、釜山など主要市長選挙と9つの知事選挙、区長、地方議員、教育監(教育長に相当)選挙などを一度に実施する文字通りの「統一地方選挙」だ。選挙区によっては有権者は一度に7種類の選挙の投票をする。 選挙戦の焦点は、主要8市と9道の市長・知事選挙だった。改選前は与党セヌリ党9、野党新政治民主連合8(無所属1を含む)だった。4日の選挙の結果は、与党セヌリ党8、新政治民主連合9で、ほとんど変わらなかった。数字だけ見れば、野党が「辛
プライバシーに配慮しながらビッグデータの活用を進めていくためのルールを盛り込んだ「個人情報保護法」の改正を目指している政府の検討会は、「個人が特定されないようにデータを加工した場合は本人の同意を得なくても第三者に提供できる」などとした大綱の原案をまとめました。 商品の購入履歴や位置情報などのビッグデータは、新たな産業の創出につながると期待される一方、ほかの情報と組み合わせることで個人が特定されるおそれもあり、企業が活用に慎重になっています。 このため政府の検討会は、プライバシーに配慮しながら活用を進めるためのルールを盛り込んだ個人情報保護法の改正に向け検討してきました。 まず、今の「個人情報保護法」では、企業などが集めたデータをさらに別の企業など第三者に提供する場合、本人の同意を得ることが義務づけられていますが、大綱の原案では、企業の負担などを考慮して「個人が特定されないようデータを加工し
5月30~31日、シンガポール。今年の「アジア安全保障会議」ではちょっとした異変が起きた。これまでは中韓の学者が場違いの対日「歴史問題」批判を繰り返し、日本が槍玉に挙げられることも少なくなかった。 ところが今回は日本の存在感が際立っていた。安保関連の民間国際会議で日本がこれほど注目されたのは恐らく初めてではないか。 逆に言えば、中国が「対中懸念」大合唱のなか、全面的に孤立したということ。日本では中国の反日プロパガンダ、特に三戦(輿論戦、心理戦、法律戦)の脅威を強く警戒する声が高まっていたが、今回は中国対外広報戦略の致命的欠陥が露呈したようだ。というわけで、今回のテーマは中国「三戦」の実態である。 シンガポールでの四面楚歌 日米はもちろんのこと、オーストラリア、ベトナム、タイの国防相までが、表現ぶりに濃淡はあるものの、「地域の緊張を高める」中国を口々に批判し、議場では「深刻な懸念」や「国際法
ニッケイ新聞 2014年5月21日 エクアドル発=秋山郁美通信員:これは日本食か、はたまたペルー食なのか――。日本料理は世界中で流行しており、エクアドルでも例外ではない。在留邦人が少なく日本食材がなかなか手に入らない首都キト市内でも、ショッピングモールには必ずと言っていいほど、チェーン店NOEなどたくさんのスシ・バーがある。 中でも最近特に目立つのが「japones-peruano」店だ。そう日系ペルー料理レストランで、この2年で市内の目立つところだけでも3軒できた。その中でも最初に開店し、このたび改装して来月再開店する「MAKI」を取材した。 MAKIという名の通り、巻き寿司をメインとした日系ペルー料理レストランだ。メニューには「リマ・ロール」「キト・ロール」「ニッケイ・ロール」などの巻き寿司やペルーの郷土料理ロモ・サルタードなどが並び、中にはエクアドル風ティラディート(ペルー料理)もあ
(英エコノミスト誌 2014年5月10日号) 金融危機の一因となった影の銀行だが、うまく規制すれば、次の危機を回避するのに役立つだろう。 イングランド銀行総裁で、将来の金融危機を防ぐために立ち上げられた国際監視機関である金融安定化理事会(FSB)の議長も務めるマーク・カーニー氏は先ごろ、世界経済にとって最大の脅威は何かという問いに対し、新興国のシャドーバンキング(影の銀行)であると答えた。 確かにシャドーバンキングは、世界的な悪鬼となるだけの資質を持っている。巨大で、ある一定の形態で急速に成長し、しかもほとんど理解されていない。強力なツールとして役立つ一方で、不用意に扱えば、爆発を引き起こす恐れもあるのだ。 FSBは、シャドーバンキングを「銀行以外の組織による融資」と定義する。FSBの推定によれば、シャドーバンキングは世界の金融システムの4分の1を占めているという。その資産は10年前には2
(英エコノミスト誌 2014年4月26日号) 国際的な地位を目指す中国人民元の絶え間ない動きは、危険な企てだ。 中国国外では最近、毛沢東は時代遅れな存在で、革命の英雄としてよりも専制君主として記憶されている。しかし、紙幣にその肖像画が印刷されている中国人民元は、海外で前進している。 香港では、一部のATM(現金自動預け払い機)が「レッドバック」として知られる人民元を扱っている。モンゴルでは、流通している現金の6割が中国通貨だと見られている。 人民元の本格的な国際化は2009年に始まったばかりだが、今では世界で7番目によく使われる通貨となり、1年前の13位から大きく順位を上げた。 多くの中国人は、世界最大の貿易国である中国が数年後に世界最大の経済国にもなった時には、中国通貨はその地位に見合うよう、米ドルが享受してきた国際通貨体制における支配的地位に挑戦する準備が整うと期待している。彼らは恐ら
(英エコノミスト誌 2014年5月3日号) トマ・ピケティ氏の超ベストセラー本は偉大な学術作品だが、政策の手引書としてはお粗末だ。 カール・マルクスの『資本論』の初版が1867年に出版された時、原文のドイツ語版が1000部売れるのに5年かかった。マルクスの『資本論』は20年間英語に翻訳されず、本紙(英エコノミスト)は1907年まで、同著に言及するのが適切だと考えなかった。 それに比べると、トマ・ピケティ氏の『Capital in the Twenty-First Century(21世紀の資本論)』は一夜にして世間を沸かせた。もともとフランス語で出版された(本誌が最初に批評したのは、この時)、所得と富の分配に関する分厚学術書は、3月に英訳版が登場してからベストセラーになった。米国では、フィクションを含め、アマゾンで最もよく売れている本だ。 本書の成功は、適切な時に適切なテーマについて書かれ
(英エコノミスト誌 2014年5月24日号) 韓国の男性は、必要に迫られてというよりは選択肢として外国人と結婚している。 1990年代半ばに韓国の首都ソウルの地下鉄に張られていたポスターは、地元女性に農家に嫁ぐことを熱心に勧めていた。 若い女性は、活況を呈する都会での豊かな暮らしを求め、1960年以降、大挙して村を出ていった。しかし、息子たちは、家業の農業や漁業を継ぐため、田舎に残った。 そのキャンペーンは無駄だった。韓国では、昨年結婚した農業・漁業従事者の2割が外国人と結婚している。韓国の中で国際結婚が一番集中している全羅南道では、10年前のピーク時に婚姻の半分が国際結婚だった。当時は、中国や東南アジアの女性との結婚を仲介するビジネスが大繁盛し、ものの数日間で縁談がまとまった。 割と最近まで、地方で見られたポスターは「絶対に逃げ出さない」ベトナム人妻を褒め称えていた。そして今、ソウルの地
(英エコノミスト誌 2014年6月7日号) サッカーは偉大なスポーツだ。だが、誠実に運営されていれば、今よりもずっと素晴らしいものになるはずだ。 リオネル・メッシの魅惑的な妙技やクリスティアーノ・ロナウドの筋肉美は、見ていて楽しいものだ。だが、本誌(英エコノミスト)のような根っからの国際主義者にとって、サッカーの真の美しさは、東から西、北から南まで行き渡るその広がりにある。サッカーはほかのどのスポーツにもまして、グローバリゼーションを糧に繁栄している。6月12日にブラジルで開幕するワールドカップ(W杯)は、全人類のほぼ半数が少なくとも一部を観戦することになる。 したがって、その大会が、決勝戦の会場となる巨大なマラカナン競技場並みの大きな雲に覆われた中で始まるのは悲しいことだ。英サンデー・タイムズ紙が入手した文書には、2022年W杯の開催地に決まったカタールの関係者が、招致レースで勝利するた
(2014年6月2日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 今週の世界一ストレスの多い仕事は、エリゼ宮(フランス大統領官邸)の外交儀典長の仕事だろう。ホワイトハウスは5月30日、バラク・オバマ米大統領が6月5日にフランスのフランソワ・オランド大統領と「私的な夕食」をすると発表した。クレムリンがウラジーミル・プーチン大統領も同じ日にオランド大統領と「非公式な夕食会」を行うと発表した直後のことだ。 米ロ両国の大統領はその後、翌日のノルマンディーでの午餐会と式典に参加し、Dデーの上陸作戦開始70周年を祝う。来賓名簿にはウクライナ新大統領に選ばれたペトロ・ポロシェンコ氏の名前もある。 ロシアがクリミアを併合して以降、プーチン氏はオバマ氏はじめ西側の指導者と初めて直接顔を合わせることになる。この遭遇は外交上の失態が生じたり、両大統領の国内の批評家たちの気に入らない気まずい写真を生み出したりする可能性に満
編集部注:本稿は、大学院で表象文化論とジェンダー論を専攻する著者による寄稿である。「フリーク」は聞き慣れない言葉かも知れないが、「正常」や「異常」、そして他者について考える上で、非常に興味深い話を紹介してくれている。 2013年2月12日、一人の女性が死後約150年を経て生まれ故郷のメキシコの地に眠 った、というニュースがあったことをご存知だろうか。彼女の名前はジュリア・パストラーナ。「世界で最も醜い女性」として知られ、米国や 欧州で見世物とされてきた彼女は、その見た目の「異形―異常性」によって生涯、そして 死後に至ってもなお暴利を貪り続けられたフリーク(過剰、不足、複合といった異形、畸形の身体を持つ人間、畸形)である。 彼女にまつわる物語をもとに、我々が「当たり前」だと思っている感覚に関してひとつ、考えてみたいと思う。 ジュリア・パストラーナの生涯 1834年にメキシコで生まれたとされて
先日お伝えした様に、欧州議会選挙の結果はヨーロッパの危機を示唆するようなものとなった。「1つのヨーロッパ」という理念には長く、そしてある意味ではわずかな歴史があるが、この空間の複雑な歴史をわずか3分で概観できる動画が興味深いと話題になっている。 キエフ大公国 この動画は、1000年からはじまる。この時にもっとも存在感を放っているのはどこだろうか?そう、キエフ大公国だ。この名前を最近聞いたことがある人は少なくないだろう、そうウクライナ情勢で一躍注目を集めた、同国の首都キエフだ。 画面中央からわずかに右寄り、ポーランドの隣にあるキエフ大公国は、11世紀において中世ヨーロッパの最も発展した国の1つだったのだ。最盛期にはビザンツ帝国との戦いを続けていたが、徐々に衰退が進み、最終的にはモンゴル帝国の襲来によって消滅した国家だ。 1300年代になると、キエフ大公国が消滅して神聖ローマ帝国が力を持ちはじ
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