イラン南部沖のホルムズ海峡で行った軍事演習で、イラン革命防衛隊の攻撃を受けた艦艇(2015年2月25日)〔AFPBB News〕 安保法案の審議の場は参院に移った。衆議院平和安全法制特別委員会の終盤で「自衛隊内部文書」を野党が持ち出し、イラクでの「非戦闘地域」は実は「戦闘地域」(にも似た状況)ではなかったかと問い質している。 特別委では現場をしっかり認識した論戦こそが必要なことであり、リスクと同時に、派遣などの必要性を国民に理解させることが不可欠なことであった。 イラク派遣などを参考にしながら、いま現在、日本の安全を直接脅かす事象が顕現している国際情勢をしっかり議論し、それにいかに対処すべきかを正面から真摯に考えるのが安保法制の審議ではなかっただろうか。 しかるに、無責任野党に成り果てた民主党は、対案も示さず「9条が許さない」とか、「憲法違反だ」「戦争法案だ」などと二昔も前に帰ったかのよう
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