9月11日午前2時前後(今夜)、宇宙ステーション補給機(HTV)の技術実証機およびH-IIBロケット試験機の打ち上げが行われる(毎日の記事、読売記事)。 H-IIBはH-IIAロケットの増強型。H-IIAでは1機のみが搭載されていた第一段液体ロケットエンジンLE-7Aが2機になり、さらに固体ロケットブースタはH-IIAの2本から4本に増強されている。また、第一段ロケットの直径は4mから5.2mに、全長は63mから64mにと、全体のサイズも大型化されている。 これらの改良によって打ち上げ能力が増強されており、静止軌道に総質量8トン、ISS軌道に最大16.5トンを送り込むことができるとのこと(「世界最高水準の打ち上げ能力をもつH-IIB」H-IIBロケットPM 中村富久)。 H-IIAの技術をベースとすることで開発費を圧縮し、さらに読売記事によると、初号機打ち上げにかかった費用147億円は2号