京王電鉄バスは12日、高速バスの新宿-甲府線について、通常運賃(片道1950円)からほぼ半額の回数券「年末2回回数券」を販売すると発表した。今月2日の中央自動車道笹子トンネルの天井板崩落事故の影響で、同線の利用客が「事故前より4割減っている」(同社)といい、利用客の回復を狙い、特別回数券でてこ入れを図る。 回数券は2枚つづりで、価格は2000円(片道分=1枚1000円)。通常運賃から50%近い割引率になる。新宿高速バスターミナルで販売し、今月16~27日の期間限定で利用できる。 同社の新宿-甲府線は1日9往復(18便)で運行し、所要時間は約2時間。現在は同事故の影響で、一部区間を一般道に迂回(うかい)するため、所要時間は平均で2時間半前後になっているという。