鎌倉市議会の議員らが超党派で検討を重ねた「市自転車の安全利用を促進する条例」案が、開会中の市議会2月定例会に提出された。「議会側から提案せねば」との問題意識からテーマを絞り、ヒアリングなどを重ねて鎌倉らしい条例を志向した。議会提案をする上の課題も浮上し、経験を糧にさらなる活性化を狙う。専門家も「最初から超党派で取り組むのは全国的に珍しい」と話している。 検討に携わったのは、議員有志による「市議会政策法務研究会」。市議会議員27人のうち全会派と無所属の計16人が参加する。 2009年の市議選後、当選回数の少ない議員から「議会から条例提案を」と声が上がった。背景は市民からの「市議会議員って何をやっているの?」という声への危機感だった。 研究会は政策的な条例を作ろうと、子育てや観光など4テーマで検討。自転車の交通安全が注目されたことなどから、昨年春ごろテーマを自転車に絞った。 「次の市議