川崎市のJR川崎駅の構内で、京浜東北線の回送電車が作業用の車両と衝突して脱線・横転した事故で、JR東日本は、作業用の車両を線路に移す担当者が「まだ閉鎖の手続きが取られていない線路に、間違えて乗せてしまった」と話していることを明らかにしました。 JRでは、一部区間で運転見合わせが続く京浜東北線について、24日始発からの再開を目指し、作業を進めることにしています。 23日午前1時すぎ、川崎市のJR川崎駅の構内で、東京方面に向かう京浜東北線の北行きの線路を走っていた回送電車と作業用の車両が衝突しました。 この事故で、回送電車の1両目と2両目が脱線・横転し、34歳の運転士と25歳の車掌が頭などに軽いけがをしました。 JR東日本によりますと、川崎駅では、構内に通路を作る工事が行われていて、作業用の車両はこの工事に使うくいを運搬していたということです。 線路上で工事を行う際は、電車との衝突を避けるため