本を書きました。2014年6月25日が発売予定日です。 ■「ニセ医学」に騙されないために NATROM (著) 内容はこのブログの読者にとっては馴染み深いものです。「抗がん剤は毒にしかならない」「麻薬系の鎮痛剤は体に悪い」「瀉血でデトックスできる」という誤解・デマや、ホメオパシーやオーリングテスト、千島学説といった科学的根拠に乏しい主張を30項目取り上げて、批判的に言及しました。ブログと同じような表現になってしまった部分もありますが、基本的にはブログの転載ではなく書き下ろしです。 マーティン・ガードナーの■奇妙な論理や、ASIOSの■謎解き超科学のような本と思っていただければよいでしょう。 いつも指摘されることですが、こうした本に載っている情報を本当に必要としている人は読まない、というものがあります。根本的な解決策はないでしょう。次善の策として、少しでもわかりやすく読んでいただけるよう試み
終戦前の日本で造られ、「貴婦人」とも呼ばれた台湾の蒸気機関車(SL)CT273が、30年の時を越えて復活した。台湾の国鉄に当たる台湾鉄路の現役技術者はSL技術を知らない世代がほとんど。引退した技術者の手を借り、3年余りかけて修復した。台湾中部・彰化で9日にあるイベントで客を乗せて走る。 「シュー、シュー、という音がいいんだよ」。4日の試運転で、蒸気機関車に連結した客車に乗り込んでいた劉樹根さん(79)は目を細めた。18歳のときに台湾鉄路に入り、整備を担当。引退して20年になるが、その後も蒸気機関車の復活に関わってきた。 CT273は日本のC57と同型。1943年に川崎車両(現川崎重工)で造られ、日本の植民地だった台湾に運ばれた。規格では最高時速100キロだが、線路幅が狭い台湾では85キロで運用されていたという。84年の退役後は観光施設で展示されていたが、手に入らない部品は自作するなどして修
デジタルならではの「生みの苦しみ」 内沼:さきほどのケヴィン・ケリーの「本とは持続して展開される論点やナラティヴである」という定義(※Part 1を参照)は、ウィキペディアで定義されているような「本とは冊子である」というのとは別の話で、最初のほうで話題に出た「本とは生みの苦しみである」という話に似てる気がします。そもそも生むのが苦しくなかったら、論点とかナラティヴが持続しないと思うんですよ。 ――ただケヴィン・ケリーの言葉だと、紙の本かどうかという話は抜きになるんですよね。紙だからこそ「生みの苦しみ」があるとしたら……ああ、こっちも紙か電子かは関係ないのか(笑)。 吉本:紙のほうが「生みの苦しみ」がより強制的に……。 内沼:そう、比較的に起こりやすい、というだけの話で(笑)。 河村:それに、紙のほうが手触りや雑誌のレイアウトによって、行間に込められた「苦しみ」が分かりやすいんですよ。デジタ
三菱一号館美術館館長 高橋 明也 氏 1953年東京都生まれ。東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了。専攻はフランス近代美術史。東京・国立西洋美術館の主任研究官、学芸課長として「オルセー美術館展」(1996年、1999年、2006年)、「ジョルジュ・ド・ラ・トゥール 光と闇の世界」展(2005年)、「コロー 光と追憶の変奏曲」展(2008年)などのヒット企画を手掛けた。2006年に三菱一号館美術館の初代館長に就任(開館は2010年4月)。1984年から1986年にかけて、文部省在外研究員として仏パリ・オルセー美術館開設準備室に勤務した経験も持つ。2010年、仏芸術文化勲章シュヴァリエ受章。『もっと知りたいマネ 生涯と作品』(東京美術)など著者、訳書多数。(写真=福知彰子) 高橋:正式に館長に就任したのは2006年なんですが、その前年頃から、三菱地所の方から東京・丸の内に計画中の新しい美術
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