神奈川県西部、丹沢山塊のふもとに位置する秦野市は、2015年2月から司書をおかない無人図書館の実証実験を行おうとしている。 カフェやレンタルショップを併設した図書館が話題になり、いくつかの自治体が図書館運営を民間の指定事業者に委託する例が増えている。秦野市の取り組みは、その中で無人化という新しい改革の動きがでてきたともいえそうだ。無人図書館とはどんなものなのか、実験を行う背景や経緯について秦野市役所に取材した。取材に対応してくれたのは、秦野市 政策部 公共施設再配置推進室 主任主事 石原晋吾氏だ。 まず「無人図書館」とはどのようなしくみになっているのだろうか。システムは開発段階ということもあり詳細は未定だが、施設の改修としては、出入り口に無人の自動ゲートを設置し、本の貸し出しや返却をする窓口に専用の無人端末が設置される。端末はスーパーなどにある自動レジのような機械になるそうで、来館者が自分
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