神奈川県真鶴町の選挙人名簿を自らの町長選に不正利用した松本一彦町長のリコール(解職請求)の是非を問う住民投票が24日投開票され、解職への賛成票が反対票を上回り、リコールが成立した。投票率は59・40%だった。 リコール成立に伴い松本氏は即日失職、50日以内に町長選が実施される。松本氏は開票終了後に会見し、次期町長選には出馬しない意向を表明した。
関東大震災時の軍や警察、自警団による朝鮮人虐殺を巡り、松野博一官房長官が記者会見で「政府内において事実関係を把握する記録は見当たらない」と事実を否定するような発言をし、波紋を呼んでいる。内閣府の中央防災会議がまとめ、虐殺を認定した報告書についても「政府の見解を示したものではない」と述べており、疑問の声が上がる。虐殺について研究している専修大の田中正敬教授に、こうした発言について聞いた。(構成・柏尾 安希子) -松野官房長官の発言をどう思うか。 「明らかにうそだ。虐殺を記した文書は確認されている。皮肉な言い方をすれば、記録が見当たらないと言っているのは政府だけで、他の研究者や、関心を持って調べている人は、記録が存在していることを承知している。例えば、当時の内務省が流言に対して取り締まりを強化するよう全国に通知した文書や、亀戸警察署で朝鮮人を騎兵隊が刺殺したことを記録した海軍文書も防衛省に保存
横浜市は、家庭ごみとして焼却しているプラスチック製品について、2025年4月に分別収集を開始する。既に分別しているプラ製容器とともにリサイクルすることで、焼却時の二酸化炭素(CO2)排出量を減らす狙い。来年10月に市南部の…
新型コロナウイルスの感染対策で“密”回避が求められ、一斉休業を余儀なくされていた屋形船業界。感染者数が落ち着き、5月に「5類」へ移行したことで横浜でも営業を再開する船宿が増加、港町の夜景に彩りが戻り始めた。一方で、折からの燃料や料理の原材料価格高騰などが経営を直撃。苦境に立たされる船宿も少なくない。 ようやく歓送迎会 汽車道の架橋をくぐり、みなとみらいのスカイラインに向かう [写真番号:1186448] この写真に関するお問い合わせ 「野毛丸ずーみん」の松永さん。「多くの人に屋形船の楽しさを味わってほしい」という [写真番号:1186452] この写真に関するお問い合わせ 屋形船は、横浜市役所の対面にある弁天橋付近から出発する [写真番号:1186454] この写真に関するお問い合わせ 船の上からは陸とは違う夜景を望める [写真番号:1186456] この写真に関するお問い合わせ
真鶴町の選挙人名簿を自らの町長選に不正利用した松本一彦町長のリコール(解職請求)の是非を問う住民投票は4日、告示された。解職に過半数が賛成した場合、松本氏は失職する。リコールを主導してきた住民団体が約3千票の賛成票獲得を目指して投票を呼び掛ける一方、松本氏は弁明書で「町長としてやるべきことがまだある」と解職に反対するよう訴えた。投開票は24日。 松本氏が失職した場合は50日以内に町長選が行われる。県内で首長を対象としたリコールの住民投票が行われるのは戦後4例目で、2006年の城山町(現・相模原市)以来17年ぶり。 住民団体「真鶴の未来をつくる会」は町内で出発式を行い、青木厳会長は「勇気ある町民の行動でこの日を迎えた。松本氏は自ら招いた混乱に向き合っていない」と訴えた。同会はリコールの本請求に当たり有権者の3分の1を超える2350筆の署名を集めており、住民投票ではさらなる上積みを図るとしてい
県内の高校教員や研究者らが、県内各地に残る関東大震災の痕跡を丹念に歩いてまとめた「神奈川の関東大震災─100年後の視点」を出版した。体験者がいなくなりつつある「100年後」を生きる教員らがいかに記憶したかの記録でもあり、授業やフィールドワークに役立ててほしいと願っている。 編集委員は横浜市立みなと総合高校(同市中区)教諭の鈴木晶さん(62)、神奈川学園中学・高校(同市神奈川区)教諭の小川輝光さん(45)、多摩大学非常勤講師で東アジア国際関係史が専門の藤田賀久さん(50)が務めた。 記録と記憶の継承が課題となっている関東大震災に着目。約20人が執筆し、横浜から三浦半島、県西部まで足元に残る石碑や慰霊碑を巡ったほか、鉄道や公衆衛生、当時の国際社会とのつながりなど多彩な視点から読み解いた論考、教育現場での実践を紹介した。 歴史を自分事として学べる
「三浦半島は大根が有名だけど、それは箱根が影響していたって知っていた?」。箱根ジオパーク推進協議会から招かれた講師が、地学を選択している3年生たちに問う。今日は学校図書館と地学の担当教諭が連携し、「三浦半島の地形と箱根火山」の出前授業が行われている。 「火山でも栽培できる大根を共同開発中とか?」「この展示パネルに載っていたかな?」と生徒たちは口々に答えを予測する。 県立三浦初声高校の図書館では、さまざまな外部団体の展示や企画を定期的に行っている。さらに授業とコラボレーションすることで、より発展的な学びにつなげていけるようハブ(結節点)の役割を担っている。 今回は箱根ジオパークの展示テーマが「海とジオパーク」だったため、三浦半島に位置する本校でも展示したいと企画した。 講師のスライドでは、生徒が日々通学している道路や電車路線が三浦半島の地形に密接に関連している事例が映し出される。 さらに、特
自家用車を使って有料で客を運ぶ「ライドシェア」を国内で認めるよう、菅義偉前首相(衆院神奈川2区)や小泉進次郎元環境相(11区)らが声を上げている。インバウンド(訪日客)の回復に伴い空港や駅、観光地でのタクシー不足が深刻化しているためだが、政府・自民党内では法改正を含めた議論には反対意見も根強く、綱引きが加速しそうだ。 「現実問題として(タクシーが)足りない。党内にもいろいろな意見があるが、これだけ(運転手の)人手不足になってきたら(議論も)必要だ」 菅氏は19日に長野市内で行った講演で、ライドシェア解禁に向けた議論に意欲を示した。地方の観光地でも訪日客や地元住民がタクシー乗り場に長蛇の列をつくる。海外で普及が進むライドシェアを日本でも解禁することで、訪日客の誘致や地方創生をさらに推し進めるのが菅氏の狙いだ。 菅氏の発言を受け、ライドシェア解禁に積極的な見解を示したのは河野太郎デジタル相(1
関係者の証言を基に、山中市政の現在地と行方を見据える。 横浜市政に絶大な影響力を持つ前首相か、自身の初当選を支えてくれた恩人「ハマのドン」か─。 「あちら立てればこちらが立たぬ。まるで『究極の踏み絵』だな」。関係者は不敵な笑みを浮かべ、続けた。「決断を誤れば致命傷を負う。正念場だよ」 「踏み絵」を迫られているのは、市長の山中竹春だ。事の発端は、山下ふ頭(同市中区)の活用方法を…
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