「博物館入門講座」は博物館に親しみ、楽しんでいただくことを目的に、当館の様々な活動や学芸員の仕事について紹介する講座です。 前半は当館の概要と常設展の見どころを解説した後、常設展とバックヤードを見学しました。後半は「学芸員の目と技」をテーマに学芸員の仕事を紹介しました。 「学芸員の目と技」は梯学芸員が、古文書の見方と伝来について紹介しました。まず、小田原北条氏の古文書を取り上げ、文章を読む時のポイントをお話しました。日付(いつ)・差出(誰が)・宛所(誰に)を確認すると、古文書の内容を知る手がかりとなることを解説し、参加者の方々はどんな内容が書かれているのか考えながら、読み解きました。 最後に、宛所が切断されてしまった古文書なども紹介し、後世の人々によって加工されてしまう場合があることも解説しました。 参加した方からは、「バックヤードや展示見学は貴重な経験だった」、「これから古文書を読むのが