空襲で被災した人には、役所や町内会などから、被災したことを証明する「罹災証明書」が発行されました。これによって特別に配給(有料)を受けたり救援物資を受け取れたりすることができます。また、疎開の切符購入にも必要でした。表題写真とこちらは、きちんと日用品や食料品の配給証明書がついた東京都のものです。被害が大きいうえ何度も空襲されているので、きちんと印刷したものが用意されたようです。 1945年5月27日に発行された3人世帯への罹災証明書裏面 あくまで、応急の割り当てであり、優先して購入できるというものでした。それだけでも貴重であり、ぼろぼろになるまで役所通いをしていろんな便宜を図ることができたのです。 配給(有料)割当量。5日分を購入できた こちら、水戸市の罹災証明書で、1945(昭和20)年8月2日発行。71歳の1人暮らしの方です。これで毛布の支給を受けています。紙で補強してあり、都度、特別
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