県埋蔵文化財調査センターと県立図書館が主催した。糞置遺跡は縄文-中世の遺跡で、一部は奈良時代の「東大寺領糞置荘跡」と重なる。埋蔵文化財調査では土器や遺構などが見つかり、絵図と考古学上の発掘成果との一致が確認されている。 2016、17年の北陸新幹線建設に伴う埋蔵文化財調査の報告書が3月にまとまり、センターが普及事業の一環としてウィキペディア作成を企画した。一行は午前中、福井市文殊公民館でセンター職員から遺跡概要について説明を受けた。現地観察会では1200年前からほぼ変わらない景観が残っている点を確認した。 午後は県立図書館で、ウィキペディアを通じてまちづくりに取り組む市民団体「edit Tango(エディット・たんご)」(京都府)の発起人伊達深雪さんら2人が、記事の編集方法と注意点を解説。誰でも書き換えられ、その多くが専門家ではないとして、検証可能性を守るため「一文ずつに出典を付けるのが原