図書の表紙の色から図書を検索するOPACを、英国ハダースフィールド大学の図書館が公開しています。 検索したい色を16進数のRGB値に変換して検索すると、該当する図書の表紙写真が表示され、写真をクリックすると書誌や所蔵を表示する画面に移動します。現在、約12,000件のデータが入力されているそうです。 cover finder! http://webcat.hud.ac.uk/perl/colour.pl Searching for books by the colour of the cover (ハダーズフィールド大学図書館システムマネージャー・Above Dave氏のブログ ”Self-plagiarism is style”より) http://www.daveyp.com/blog/index.php/archives/170/ I Know It Was Red (ACRLog
ファセット方式検索、利用者によるタギングや評価・コメント機能などを取り込んだシステム“Encore”の開発が進んでいます。 この開発は、図書館システムベンダーのInnovate社がスコッツデール(Scottsdale)公共図書館、イェール・ロー・スクールのリリアン・ゴールドマン(Lillian Goldman)図書館など米・英・豪の計14の公共図書館、大学図書館と協同しておこなっており、AJAX、Webサービスの技術を用い、オープンアーキテクチャで進められています。 Innovate社の月刊広報誌INN-Briefの2006年12月号で概要を見ることができます。 http://www.iii.com/pdf/documents/it_2006_12_002.pdf http://www.iii.com/lit/inntouch.shtml また、情報は少ないですがウェブサイトも立ち上がって
フォークソノミーの応用可能性: 図書館OPACへの応用 日本でも,“はてなブックマーク”などのフォークソノミー(folksonomy)を取り入れたソーシャルブックマーク・サービスが普及し,ウェブ上のコンテンツにタギング(タグ付け)して情報整理を行う人が増えている。「folksonomy」とは「folks」(民衆)と「taxsonomy」(分類)を併せた造語であり,利用者自身がコンテンツを分類し,索引の付与を行う仕組みである。利用者の付けたタグが共有されることにより,いわば民意により分類体系が構築され,有効な情報探索支援ツールとなりうる。 海外では,Yahoo!が買収したソーシャルブックマークサイト“del.icio.us”や画像共有サイト“Flickr”,Googleが買収した動画共有サイト“YouTube”,さらにはウェブページ・アーカイビングサービスの“Furl”,nature.com
Friday, January 26, 2007 SlideShare(スライド)とかCiteULike(引用文献)とか、いろんなものがオープンになりタグがつけられシェアされている Google Readerに登録してある"お気に入りブログ・サイト"のひとつ davidrothman.net のなかに "Library2.0" というキーワードを持つ "Library 2.0″Presentations from Schneider and Pattern という記事があったので興味をもって開いてみた。すると、パワーポイントのようなプレゼンテーションのスライドが紹介されていた。よく調べていくと、これは SlideShare という、パワーポイントなどで作ったスライドを、オープンにしてタグを付けてシェアしあうサービスだということがわかった。 あらためて"Library2.0"というキーワード
その道には書店員の屍が(from 書評サイト Loud Minority) http://loud-minority.cocolog-nifty.com/loud_minority/2007/01/post_51d5.html 資料への期待(from DORAの図書館日報) http://dora-hikarilibrary.air-nifty.com/diary/2007/01/post_b506.html 先日書いた『資料や人がいなければ「空間への期待」を満たすことはできないのでは?』がDORAさんとloudminorityさんのブログ上で引用されました。お二方どうもありがとうございます。 書店、図書館双方の現場の方からの貴重な話を伺うことができて、色々書きたいことはあるのですが、私事で中々ブログを書く時間を持てないので、気になった箇所のコメントで留めておこうかと思います。 1 そこで
センター終わって帰ってきたら前回のが人気エントリ入ってて引きました; ちょっとまて,そんなたいそうな記事か。 しかし「書いてみるメソッド」は本当に強力。Hebiさんに続き,コメントでもナイスな情報が。 書籍保管サービス(旭屋書店) (id:worris さんよりご紹介) B5本が30冊入るケースで1個月210円からOKの書籍保管サービス。50ケース(B5本1,500冊。もちろん文庫やコミックスだと倍以上。)だと初期投資(送料とケース代)が36,800円,保管料が年間126,000円で,月で割ると10,500円ちょい。トランクルームとか考えると安い安い。保管環境も素晴らしい。また利用したいときは送料630円で1箱配送とのこと。欲しい本が数冊あるんなら安い*1。 つーか,そもそも「海難記」さんの記事のネタ元だった旭屋書店のサービスなんですね。意外な縁というかなんというか。自分は渋谷だと旭屋書店
なんとなく思いついたアイディアを適当に書き殴ってみる。 disるもパクるも可。 RSSリーダの読み逃し記事をだらだらと読んでて目についたフレーズ。 「知的生活とは絶えず本を買いつづける生活である。したがって知的生活の重要な部分は、本の置き場の確保ということに向かざるをえないのである。つまり空間との格闘になるのだ。そしてこの点における敗者は、知的生活における敗者になることに連なりかねないのである」 http://d.hatena.ne.jp/umedamochio/20061228/p1 より。又引用。 本の保管場所の問題ってのは,本読みのひと,特に20代あたりからは非常に強く感じるところだと思う。読んだ本は捨てればいいだろう,という見解もあるだろうけれど,いざというときに手元にないというのも問題。 過去のブクマを漁ると,この問題に対して試行錯誤を続けたのが「わたしが知らないスゴ本は、きっと
The 4th season - Story of the one person library and "full stack" librarian. 昨日に引き続きIBM OmniFind Yahoo! Edition(以下「OmniFind」と略)。 朝、出勤してテスト用のPCを見るとログイン画面が待っていた。早速ログイン。OmniFind上でログをチェックするも、不具合のあった形跡はなし。不意のWindowsUpdateでもあったのか。気を取り直して再起動。 マニュアルによると、「CJKな国の人はインデックスにn-gramも使えるよ」とある。インデックスのサイズが大きくなるような気がしたが、これで再構築することにした。 約4,800件のファイルを約1時間で収集、インデックス完了。この時点でインデックのサイズは37MB。ちなみに、n-gramなしだと17MB。日本語、特にひらがなの検
結局、新聞掲載本の収録を1ヶ月試行した結果、 4紙(朝日・毎日・読売・日経)は、記事中に載った本を収録し、広告については掲載年月日がわかるようにデータを保存するようにした。そして、千葉日報については、収録対象が余り多くないので、広告を含めたすべてを収録対象とした。 早速その内容で、1月分から収録した情報をホームページにも掲載してみる。 町立図書館が出来ること、それは、お金の掛かるシステムを導入することではなく、日々の仕事の積み重ねで結果が残せること。その目的は図書館の蔵書に対するアクセスポイントを沢山つくり、「死蔵」させないところにある。 ホームページに掲載した情報も、そんなアクセスポイントとして有効に機能できるように、ちょっとイタズラ。検索結果へのリンクを貼ってみた。 ただ... 地方紙はともかく、主要4紙は広告を除いても1ヶ月で1000件近い本が掲載されている。それ等全部にリ
The 4th season - Story of the one person library and "full stack" librarian. 金曜日(1/5)の話。 1月5日付けカレントアウェネス-Rの記事、「OPACから”FISH”へ」。企業向け無償検索エンジン“IBM OmniFind Yahoo! Edition”を利用した総合目録。 Free Integrated Search Handler でFISH。なるほど。で、ここまで読んだ3千万人ぐらいの方のご想像どおり、記事を読みながらIBM OmniFind Yahoo! Edition(以下「OmniFind」と略)のダウンロードを開始する図書館退屈男。83MBもあるんですが。ダウンロードがとても重いのですが。 FISHの検索を試してみる。検索窓は1つ。シンプル。検索結果は書影とタイトル、あとは書誌事項のサマリ。ヒット
うまくいかない日に仕込むラペ 「あぁ、今日のわたしダメダメだ…」 そういう日は何かで取り返したくなる。長々と夜更かしして本を読んだり、刺繍をしたり…日中の自分のミスを取り戻すが如く、意味のあることをしたくなるのです。 うまくいかなかった日のわたしの最近のリベンジ方法。美味しいラペを…
まぁでも,どれだけ便利なサービスをやっていようが,どれだけ有用な資料があろうが,利用者にそれを知ってもらえなければ無駄なんですよねorz いや,知らないのが悪いんじゃないんです。広報しきれてないのが問題。 以前に「Webから図書館の本が予約できるLife Hack」*16とかを見てても思ったのですが,図書館って本気で便利なサービスを大昔からやっていながら,あまりにも知られてないような気がする。やっぱり広報は図書館の穴の一つなんだろうな。 Myrmecoleon in Paradoxical Library. はてな分館 - 図書館で他の図書館の本も借りられるんだよ,って話 知られれば使ってもらえるようになるでしょうか? 「こんな便利なサービスがあったんだ!」と思って利用する人はやっぱり少数派な気がします。 使うのはきっと「どうしても読みたい」とか「読まなくちゃいけない」とか強固な意志を持っ
米国版BooklogのLibraryThingを試してみた。 「オンラインで本をカタログしよう(Catalog your books online)」がモットーである。 LibraryThing http://www.librarything.com/ 大好きな一冊Derek Jarman's Gardenだけ、「カタログ」してみた。こんなインターフェース。 このリスト・ビューでは、特に、右端の共有情報が目に留まった。人アイコンは社会情報、カードアイコンは本の情報だ。どちらかをクリックすると、こんなページが開く。 左側では、Amazon以下の書店での検索から図書館検索ができる。主な情報は、タグ情報と米国国会図書館とアマゾンのデータベースを利用した推薦情報。両方ともなかなか参考になってよい。 このLibraryThingは200冊までは無料でカタログできる。年間$10で無制限、$25で一生無
Monday, December 11, 2006 LibraryThing--自分の本を通して人とつながり、図書館とつながる LibraryThingというサービスがある。自分が持っている本、読んだことがある本、関心のある本を登録し、自分の本棚、自分の蔵書目録を作ることができる。それだけならあまり意味がないが、書誌情報、タグ(キーワード)、本についてのコメントやレビューなどを記入し、My Libraryとして公開することができので、本を通してソーシャル・ネットワーク(social networking)を広げていける可能性を持っている。 本そのものに対する ソーシャル・タギング(social tagging) ソーシャル・カタロギング(social cataloging) ということになる。 利用するにはユーザー登録が必要だが、自分の好きなアカウント名とパスワードを決めて入力するだけです
オープンソースの図書館システムであるKohaをアップグレードしたKoha ZOOMという製品をOSS図書館システム企業LIBLIMEが発表しています。米イリノイ州のネルソンビル公共図書館がいち早くKoha ZOOMを実装しています。 Koha ZOOM Goes Live, and It Rocks http://liblime.com/news-items/press-releases/koha-zoom-goes-live-and-it-rocks/ Nelsonville Public Library http://search.athenscounty.lib.oh.us/ 参考: CA1605 オープンソースと統合図書館システム http://www.dap.ndl.go.jp/ca/modules/ca/item.php?itemid=1038 CA1529 図書館システムとオ
図書館で借し出している本を汚すことは、疑いようのない悪いことです。公共の施設にスプレーで落書きをするのと同じ性質の行為であり、罰せられて当然のいたずらです。それは大前提として、図書館で借りた本を読んでいて、たまに特定の箇所にアンダーラインが引いてあるのを見つけると、嬉しいような、集中力が高まるような、少しポジティブな気持ちがしてくるのは確かなことです。 昨日図書館で借りた本を読んでいたら、ある箇所に線が引いてあるのを見つけました。悪いことなりに最大限慎み深くしているかのように、ごく薄い鉛筆の線。それはこの本が他の人にも読まれてきたというあたたかい痕跡であり、線を引かれた箇所がこの本の理解にとって重要であると、少なくともその人が考えていたということを知ることで、それは僕に思いがけず文脈を相対化する機会を与え、異なる視点で本の内容を理解することができるようになったともいえます。 「耳をすませば
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