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2022年8月27日のブックマーク (2件)

  • (3ページ目)「どこにも安全なところがないぞ、と。思想がテロに近い」ウクライナ市民の意思をくじこうとした、ロシア軍の“誤算” | 文春オンライン

    「白人が死んで初めて惨劇として認識する」 ――先ほど、市民への攻撃に触れましたね。先日、読売新聞に『銃・病原菌・鉄』の著者ジャレド・ダイアモンドが「西側諸国とウクライナロシアが攻撃目標を軍隊から市民に切り替えるとは予想だにしなかった」と書いていて、「そうか?」と思ったんです。 というのも、小泉さんは著書『現代ロシアの軍事戦略』(ちくま新書)で、ロシア軍が意図的にシリアで市民を攻撃したことについて、その軍事的な思惑をガレオッティ(英王立防衛安全保障研究所上級研究員)の「残虐性の価値」という概念で説明していたからです。 ウクライナでも同様のことが起きたわけですが、市民への攻撃について、ロシア軍のドクトリン(運用思想)に組み込まれていたり、議論されてきたんでしょうか? 小泉 ロシアの空爆理論を私はそんなに読んでいませんが、彼らの航空宇宙作戦に関する関心の多くは、西側の軍隊と真正面から戦う時のド

    (3ページ目)「どこにも安全なところがないぞ、と。思想がテロに近い」ウクライナ市民の意思をくじこうとした、ロシア軍の“誤算” | 文春オンライン
    Humisawa
    Humisawa 2022/08/27
    “でも、今回は多分シリア作戦のつもりでウクライナに殴りかかったら、全然違う相手だった。ウクライナも8年前の紛争では本当に弱かったんだけど、この8年でめちゃくちゃ筋トレしたわけです。”
  • (2ページ目)「どこにも安全なところがないぞ、と。思想がテロに近い」ウクライナ市民の意思をくじこうとした、ロシア軍の“誤算” | 文春オンライン

    小泉 ロシア軍の標的戦略が、我々の知っているものとだいぶ違う感じがします。恐らく民間施設を狙うのは、国民の士気をくじこうという、古典的な戦略爆撃理論です。ただ、それがドゥーエ(イタリアの軍事思想家。戦略爆撃理論の提唱者)やミッチェル(米軍人。米空軍建軍の父とされる)が夢見たような、敵国の生産能力そのものを破壊するものでなく、日の南京爆撃とか、アメリカの東京空襲の後半のような、民間人そのものを標的にして、国民の意思をくじく事をロシアは目指している気がするんです。 それを東京やドレスデンのように街を丸ごと焼き払うような空襲ではなく、散発的にウクライナ各地の生活空間にミサイルを撃ち込んで、「どこにも安全なところがないぞ」というような、民間人に対するターゲティングの思想が、どちらかというとテロに近いんですよね。 ロシア軍の大陸間弾道ミサイル しかし、4ヶ月半それをやって、ウクライナ市民の抗戦意思

    (2ページ目)「どこにも安全なところがないぞ、と。思想がテロに近い」ウクライナ市民の意思をくじこうとした、ロシア軍の“誤算” | 文春オンライン
    Humisawa
    Humisawa 2022/08/27
    “要するに戦争になっても核戦争に至らない確信がある程度あるがゆえに、小規模の紛争ならやっても大丈夫という話になってしまう。いわゆる「安定と不安定のパラドックス」が、今回発現してしまったと思います。”