10日、投票が行われた参議院選挙について、いわゆる1票の格差の是正を求めている弁護士などのグループは11日、選挙の無効を求める訴えを全国の裁判所に一斉に起こすことにしています。 いわゆる1票の格差を巡って、最高裁判所は最大で4.77倍の格差があった前回、3年前の参議院選挙について、「憲法違反の状態だ」と判断し、「選挙制度を改めるなどして、できるだけ速やかに不平等な状態を解消すべきだ」と指摘しました。 今回の選挙では、いわゆる「合区」を2か所で行うなど、「10増10減」の定数是正が行われた結果、1票の格差は縮小していて、裁判では、こうした取り組みをどのように評価するかが焦点になります。