44歳で米マイクロソフトに転職し、4年前からアメリカでAzure Functionsというクラウドサービスのエンジニアとして働いている牛尾剛さん。「世界一流のエンジニア」と仕事をする中で気が付いたのは、彼らも全員が天才というわけではなく、「思考法(マインドセット)」が高い生産性を形作っているということだった。 【画像】牛尾流タイムボックス制の1日の時間割 実は30代でADHDだと診断された牛尾さんは、不器用さやぐったり疲れる感覚に悩んでいた。だからこそ不得意な仕事でも生産性を上げることを研究してきたという。できるプログラマとできないプログラマの差は25倍あると言われるソフトウェアの世界の中で、牛尾さんが見出したマインドセットを綴った『世界一流エンジニアの思考法』より、一部を抜粋して紹介する。 皆さんも、長時間労働はかえって効率が悪いという話は聞いたことがあるだろう。長年、私もそのぐらいの認
このコーナーでは、2014年から先端テクノロジーの研究を論文単位で記事にしているWebメディア「Seamless」(シームレス)を主宰する山下裕毅氏が執筆。新規性の高い科学論文を山下氏がピックアップし、解説する。 Twitter: @shiropen2 米Metaや米HuggingFaceなどに所属する研究者らが発表した論文「GAIA: a benchmark for General AI Assistants」は、難しいタスクではなく、人間にとって簡単なタスクを達成する大規模言語モデル(LLM)を評価するためのベンチマークを提案している。この研究は、人間が日常で当たり前に実行してほしいタスクを正確にこなすLLM構築を目指すためのテスト集である。 現在のベンチマークは、人間にとってより困難なタスクを求めており、LLMには数学や法律などの複雑なタスクや、一貫性のある本を書くなどの複雑な課題が
プログラミング分野で、久々に大きなニュースが飛び込んできた。米ギットハブが2023年11月8日に発表した新サービス「Copilot Workspace」だ。2024年に提供を開始する予定だという。
申込受付期間:2023年12月1日(金)午前9時00分 ~ 受験日前日の午後11時59分まで 2024年2月16日(金)から18日(日)まで開催を予定している2024年 第1回エンジニア資格「JDLA Deep Learning for ENGINEER 2024 #1」(以下E資格)の受験申込(試験予約)を受付開始致しました。 受験日前日の午後11時59分までお申し込みは可能ですが、予約は先着順で座席数には限りがあるため、希望の会場・時間帯に受験するには、できる限り早めに予約してください。 試験日が近くなると一部の会場は空きがなくなる恐れがあるため、2024年1月第4週目頃までの予約をお薦めします。 <2024年 第1回 E資格 について> 名 称:JDLA Deep Learning for ENGINEER 2024 #1 概 要:ディープラーニングを実装するエンジニアの技能を認
ガートナージャパンが2023年10月に発表した『国内のIT子会社の実情に関する調査結果』によれば、IT子会社を置く目的で最も多いのは「コスト削減」であり、「DX(デジタルトランスフォーメーション)の実現」や「経営戦略の貢献」などは極めて少ない。しかし新規事業開発や顧客接点強化を狙うDX時代を迎え、コスト削減だけで親会社の期待に応えられるのか。売却・事業譲渡の対象なのか、投資拡大の対象なのか、その岐路にIT子会社はある。 IT子会社の存在価値はあるのか−−。その問に答えるためガートナージャパンが2023年5月、国内IT子会社の実状を調査した。対象は、従業員数500人以上、売上高1000億円以上の日本企業300社。主にCIO(最高情報責任者)やCTO(最高技術責任者)、CDO(最高デジタル責任者)などのIT担当役員やデジタルビジネス推進担当役員が回答した。 結果をまとめた『国内のIT子会社の実
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます COBOLアプリケーションの開発・実行環境を提供するMicro Focusは、日本で4年ぶりに年次イベントをリアル開催し、最高技術責任者(CTO)のStuart McGill氏がCOBOL資産の展望などを語った。生成AIも台頭する中で企業は、COBOLの資産をどうしていくのか――McGill氏に聞いた。 まずMcGill氏は、前回のリアル開催だったイベント当時の2019年と現在(2023年)の顧客やパートナーの意識の変化をこう説明する。「われわれは、COBOLの資産をクラウドに展開しようと呼び掛けていた。現在は、顧客やパートナーから『クラウドに展開したい』と言われる。われわれにとって、これがコロナ禍の前と後での大きな変化だ」 COBOL
マイクロソフト、「.NET 8」正式リリース、2年ぶりのLTS版。Dynamic PGOによる最適化コンパイル、事前コンパイルのバイナリサイズが半分など、さらなる高速化が前進 Announcing the availability of .NET 8, the latest LTS version of one of the world’s leading development platforms. With this release, .NET reshapes the way we build intelligent, cloud-native, applications and high-traffic services that scale on demand. https://t.co/WqZkUpJOhN pic.twitter.com/NmARKBd78q — .NET (
こんにちは、CX 事業本部 Delivery 部の若槻です。 GitHub Copilot Chat を導入すると、VS Code などの IDE 内でコーディングに関する質問のやり取りをチャットインターフェースで行うことができます。(なお、現在はパブリックプレビューの機能です) 今回は、最近のアップデートにより GitHub Copilot Chat がコマンド実行に失敗した原因と解決方法の提案をしてくれるようになっていたので、ご紹介します。 利用方法 VS Code のターミナルでコマンド実行が失敗すると、失敗直後のプロンプト左側にきらきらとしたアイコンが表示されます。 アイコンをクリックすると、Quick Fix メニューに Explain using copilot という項目が追加されています。クリックします。 すると、チャットインターフェースで Copilot がコマンド実行に
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 10月に発生した銀行間送金システム「全国銀行データ通信システム(全銀システム)」の障害は、復旧までに2日間を要した。なぜ、そんなに時間がかかったのか。そこに、今後のデジタル社会に影を落とす根本的な問題があるのではないか。そんな疑問を、全銀システムの構築・運用に携わるNTTデータグループ(NTTデータG) 代表取締役社長の本間洋氏に、同社の記者会見でぶつけてみた。 NTTデータGが全銀システム障害について会見 「10月10、11日に全銀システムで不具合が発生し、預金者の皆さま、金融機関並びに関係者の皆さまに多大なご迷惑、ご心配をおかけした。深くお詫び申し上げる」 本間氏は、NTTデータGが11月6日に開いた全銀システムの障害に関する記者会
ITエンジニア本大賞は、この1年を振り返って「ITエンジニアに読んでほしい・おすすめしたい」と思った本を選ぶイベントです。2014年に始まり、今回で11回目の開催となります。 皆さんには仕事の役に立った本や新しい分野を学べた本、キャリアアップに繋がった本や趣味を深掘りできた本など、印象に残っている本はあるでしょうか。 そうした本を共有し多くの人に知ってもらう機会として、ぜひITエンジニア本大賞におすすめの本を投票してみてください。 おすすめ本に投票する ※投票したい本の出版社や刊行年は問いませんが、過去の大賞は選考から除外されます。 スケジュール ITエンジニア本大賞は、以下のように進んでいきます。 2023年12月10日(日)まで、一般投票を受付 2024年1月下旬、両部門のベスト10を発表 2024年2月15日(木)、両部門のベスト3を対象にプレゼン大会を実施 同日、プレゼン大会の観覧
GitHubがCopilotの将来像「Copilot Workspace」を発表した。人間が書いたIssueを起点にCopilotが仕様作成からコーディング、ビルドなど、ほとんど全ての開発工程を自動的に実行してくれるものだ。 GitHubの年次イベント「GitHub Universe 2023」が米サンフランシスコで開幕。同社CEOのThomas Dohmke(トーマス・ドムケ)氏は1日目の基調講演の最後に、GitHub Copilotの将来像となる「Copilot Workspace」を発表しました。 Copilot Workspaceは、人間が書いたIssueを起点にCopilotがIssueに対応した仕様を書き、実装計画を示し、それに沿ってコーディングや既存のコードの修正を行い、ビルドをしてエラーがあれば修正まで行うという、コーディングのほとんど全ての工程をCopilotが自動的に実
現状の設計手順にある根本的な問題 ところが前述の通り、現状では「アプリケーションの仕様を最初にまとめ、それらに基づいてデータベース構造を決めてゆく」という進め方が圧倒的に多い。こういった手法をPOA(プロセス指向アプローチ)という。 POAの中心的な設計課題はプロセス、すなわちUIやデータ処理ロジックを含むアプリケーション仕様、そしてユースケースや業務フローである。だが、このやり方では、データベースが「個々のアプリケーションが入出力するデータの保管場所」とみなされてしまう。結果的に、関数従属性が考慮されない、"one fact in one place"からほど遠いデータベースになる。 もちろんPOAであっても「あるべき姿」を目指す建前にはなっている。まず、現行の業務フローやUIやアプリケーションの仕様を手間暇かけて分析・整理する。これがAs-Is(現状)と呼ばれる基礎資料で、これを起点と
DX(デジタルトランスフォーメーション)という言葉を使うかどうかはともかく、最新のITを活用して新たな事業を始める、あるいは従来の業務のあり方を刷新する、といった構想を多くのユーザー企業は持っている。 もちろん実際には、新事業や業務革新に消極的な経営者や社員はいる。なにしろそれらが冒険的な挑戦であるからにはリスクを伴うからだ。だが少数でも果敢に挑む冒険者がいるならば、ITのプロフェッショナルである我々は彼らと協力して挑戦を成功させる責務がある。そのためのカギは「数学的に正しいデータベース構造」にある。 「現状の延長線上」に革新や創造はない 新事業を支える情報システムも、業務革新を支える情報システムも、その企業がこれまで使ってきたシステムとはまったく異なるものになるはずだ。そうした新システムの開発は創造的行為である。難易度は高いが知的な魅力とやりがいにあふれている。 創造的なシステムを従来よ
関連キーワード アプリケーション開発 | プログラマー | プログラミング 世界的な不況の中でも、プログラマーやエンジニアなど技術職の雇用市場は安定する傾向にある。同じ技術職でもさまざまな職種が存在する。特にこれから需要が高まるのはどの職種なのか。“引く手あまた”になる見通しの、プログラマーやエンジニア関連の職種「10選」と、それぞれどのような仕事なのかを紹介する。 これから人気のプログラマーやエンジニア職「10選」 その仕事とは? 併せて読みたいお薦め記事 連載:プログラミングのこれまでとこれから 第1回:不況でも稼げるプログラマーが知っている「プログラミング」の基本はこれだ 第2回:今と昔の「プログラミング」は何が全然違うのか? 新時代をもたらす劇的変化 第3回:人気のプログラミング言語「7種」の特徴とそれぞれの違い AIで開発現場はどう変わる? “生成AIが仕事を奪う”なんて話より大
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く