"涼" という漢字の響き なんだか好きだ。 へんのさんずいは水。 「流れる水」彡の形から「みず」を意味する象形文字。 そしてつくりの京。 思い浮かぶのは京の都。 だから "涼" という漢字がもし ”水の都” そんな意味だとしたら すずしいイメージがさらに膨らんで もっと気持ち良く感じそうだ。 特に今のこの季節にはね🌞 京という字には 「高い丘の上の建物」 という意味もあるらしい。 風通しが良いということか? それもまたすずしそうだね。 「涼をとる」という言葉がある。 そのむかし 目黒の古い実家に住んでいた頃の夏。 家庭にクーラーがまだ無い時代。 夏になれば扇風機とうちわが主役だった。 幼かった自分はおばあちゃんの言いつけで いつも芝の庭にホースで井戸水をまいていた。 ガラス窓をひろく開け放った縁側から流れて来る 打ち水でひんやりとした庭の風が気持ちよかった。 廊下には鉄の風鈴と蚊取り線香