POPなポイントを3行で 夏目真悟監督のオリジナルアニメ『Sonny Boy』 コロナ禍にも通じる閉鎖的な状況でのSF群像劇 小気味いい作画に見るアニメーションの面白さ 新型コロナウイルス感染症が日本で猛威を振るいはじめてから1年以上が経過し、人々の生活様式も変化してきた。自宅と必要最低限の生活行動範囲でしか生活しないというのは、ある意味閉鎖的な空間に封じ込められたようなものだ。 これまで表に現れなかったいろいろな問題が噴出するようになってくる。通常の生活でも感じていたことが抑圧された結果、表に出る……というのは誰しも経験したことがあるのではないだろうか。 そんなテーマを「漂流してしまった教室とその生徒」という題材で描くのが、夏目真悟監督が手がけるオリジナルアニメ『Sonny Boy(サニーボーイ)』だ。 本作が発表されるや否や、その一風変わったビジュアルと設定がアニメファンの目を惹いたが