2012年にリリースされた、D.Oを象徴する曲の一つ「悪党の詩」。 中途半端が嫌いで、とことんまで考え詰める性格だったため周囲に溶け込めず、父の影響もあって不良の道を突き進んでいったRed Eye。 その先には極道か半グレしかなかったはずの道に、「悪党の詩」でヒップホップという光が差した。 その音楽、その思想はRed Eyeの深いところに根を張っていった。不良になるか、ラッパーになるか──2つの選択肢を前に、Red Eyeは覚悟を決めて音楽の道を歩み始めた。 そこからの活躍は周知の通り。「高校生RAP選手権」で知名度が全国区になり、10代にしていくつものアンセムをリリース。『Nakid Fact』『少年A』『POCKET』『Dear Family』……第一線で活躍する猛者揃いのラッパーを客演にも迎え、ワンマンツアーも完遂。 リリースからちょうど10年後、Red Eyeは、ヒップホップを始め