<1年以上にわたって新型コロナの「後遺症」に苦しむ11歳の少女。コロナ感染者は年齢に関係なく後遺症を経験する可能性がある> 新型コロナウイルスに感染してから1年以上がたった現在も、後遺症のためチューブを通しての栄養補給を余儀なくされているイギリスの少女がいる。 英ミラー紙によれば、ロンドン東部に暮らす11歳のティリー・アダムズは2021年1月、新型コロナウイルスに感染した。数週間にわたって入院した後、今でもしばしば体調不良で学校を休まざるを得ない状況が続いているという。 アダムズは食事をとるのが困難で、体重も激減した。2021年夏以降、経鼻胃管(鼻から喉を通って胃に到達する管)で栄養を摂取している。 また、自宅の階段を上ることすら難しく、失神も何度か経験した。ミラー紙の取材に対し、アダムズは次のように語っている。「時々、怒りが込み上げてくる。学校に行きたいけれど、すごく難しい。あまりに疲れ